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仮面ライダージオウ 眩い世界

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第九章

「だがな」
「それでもだよね」
「何処かで見たな」
「そうだよね」
「あの、お二人共」  
 ツクヨミも二人を見て記憶の中に感じるものがあった、それで二人に尋ねた。
「何処かで」
「そのことはこれから話そう」
 是非にとだ、ウォズはツクヨミに二人に代わりに話す様に言った。
「今からお菓子やお茶を楽しみながらな」
「やっぱり食べるね」
「そうするのね」
 ウールとオーラはこのことについては特に驚かなかった、ウォズは飲み食いは忘れない男だからだ。
「じゃあ席用意してあるから」
「一緒に食べながらね」
「わかった、では貴方達も」
 ウォズは二人に応えつつだ、そのうえで。
 後ろの二人に顔を向けて勧めた。
「飲んで食べながら」
「わかった。ではな」
「飲んで食べながらお話しようね」
「だがその前にだ」
 二人の中で細く鋭い目の男がここで言った。
「名乗っておくか」
「そうだね、お話する前にね」
「客人、そしてこれから一緒に色々やっていく仲間だからな」
「名前位は言っておかないとね」
「そうだ、だからだ」
 それでとだ、鋭い目の男はもう一人に応えてだった。
 そのうえでだ、まずは彼が名乗った。
「門矢士だ」
「海東大樹だよ」
 もう一人も名乗った、門矢は不愛想な感じだったが海東は陽気な感じだった。そうして二人はウォズと共にだった。
 用意された席に座りそのうえでだった、飲んで食べつつウォズと共に自分達そして常磐達のことを話した、その話を聞いてだった。
 まさかという顔になってだ、常磐はケーキを食べる手を止めて言った。
「俺が仮面ライダーって」
「そうだ、これがだ」
 まさにとだ、門矢はベルトを常磐に差し出しつつ話した。
「お前が仮面ライダージオウに変身するベルトだ」
「そうなんだ」
「受け取れ」
 有無を言わせない口調だった。
「いいな」
「どうしてかな」
 常磐はそのベルトを見て述べた。
「お話を真実としか思えなくて」
「このベルトもだな」
「受け取るしかね」
 そのベルトに手を伸ばしつつの言葉だった。
「ないよ」
「そうだな、ではな」
「それならだね」
「いいな」
「受け取るよ」
「取れ、お前の力を」
「わかったよ」
 常磐は今まさにだった、そのベルトを手に取った、そして明光院も。
 海東からそのベルトを受け取った、そうして言うのだった。
「俺もだな」
「君の力を手にしたよ」
「そうだな」
「そうだな、しかしスサノオか」
「実は私もスサノオのことはつい最近まで知らなかった」
 ウォズはこのことも話した。
「不覚ながら」
「そうだったのか」
「そこの二人がかつてタイムジャッカーでありスウォルツのことは覚えていてだ」
 それでもとだ、ウォズは明光院に応えて述べた。
「スウォルツの思惑もわかってことの全ては理解したつもりだったが」
「俺は最初から秘かにそうだと確信していた」
 門矢はここでウォスの横から話した。 
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