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おぢばにおかえり

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第五十七話 卒業式その二十五

「サラリーマンのお家からなりたいなんて」
「高校卒業したら何時か講習受けてって言ってるわ」
「尚更いいわね」
「見所があるの」
「かなりね、じゃあ是非ね」
「春にうちに来て欲しいのね」
「あの子のメアド知ってる?」
 今度はこう聞いてきました。
「知ってたらメールしておいてね」
「お父さんとお母さんが待ってるって」
「そう、楽しみにしてね」
「そこまでなのね」
「いいお引き寄せは大事にしないと駄目よ」
 お母さんは私にこうも言いました。
「だからね」
「それでなのね」
「そう、お母さんも大事にしたいから」
「阿波野君が春に神戸に来たら」
「その時は是非うちの教会に来て欲しい話わ」
「そうなのね」
「千里もいい子とお引き寄せ頂いたわね」
「そうかしら、正直ね」
 私が思う阿波野君はといいますと。
「いい加減で適当で」
「失礼な子だっていうのね」
「私に小さいとか言うし」
 結局高校の三年間で背は全く伸びませんでした、一五〇センチのままで全く変わりなしでした。女の子の成長期は終わっているので私はこれ以上大きくなれないです。
「気にしてるのに」
「それはよくないわね」
「小さくて可愛いとか言うのよ」
 何が可愛いのか全くわかりません、背は高い方がいいに決まってます。けれどお母さんはその言葉にこう言いました。 
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