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インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》

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第47話2人と1人

 
前書き
えぇ〜…今更ながらですが
新年明けましておめでとうございます
まさかの2月は今年初投稿になるとは思っていませんでした…
今年もよろしくお願いします 

 
とあるホテルの一室
ここは今現在亡命国家のスコールが使用している

スカール「全く…オータムはすぐカッとなちゃうんだから…」

どうやら学園側にオータムが捕まっていることは知っているらしい
それもそのはず何故ならば…

ダリル「だったら私らが取り返せばいい話だろ?」

なんとそこには学園側であるはずのダリル・ケイシーの姿があった
しかし彼女はもとより亡命国家側、実際はレイン・ミューゼルという名である
つまり彼女がいるということは当然もう一人もいるのである

フォルテ「そうっすよ、私たち2人ならできるっすよ」

フォルテはダリル・ケイシーのことレイン・ミューゼルを心なり愛しておりレインもフォルテのことを愛している
レインが自由行動中に一夏のことを狙っており、その時全てを知ったフォルテはそれでもなおレインについていく事を決意したのだ

スコール「でもねぇ…あなた達だけじゃあ不安ねぇ…。あっそうだならこれを持って行きなさい」

スコールは懐から何やら黒いアイテムを出し、それをレインとフォルテに差し出した

フォルテ「これ何っすか?」

スコール「私もよくわからないわ。何故か基地に落ちていたけど博士たちに見てもらって少し改良してもらった兵器よ」

彼女が渡したアイテム、それはとてもシャルルが使っていたライドウォッチにとても似ているが.

スコール「確か名前は…、アナザーゴーカイジャーウォッチとアナザーハリケンジャーウォッチって言っていたかしら?」

レイン「なんだそりゃ?」

シャルルが追ってきたアナザーヒーローのうちの二人であるアナザーゴーカイジャーとアナザーハリケンジャーであった
おそらく時空を超える際、耐えきれなくなりウォッチ形態になったのであろう

スコール「でも安心して、なんとISでも太刀打ちできないから奥の手としてはうってつけよ」

フォルテ「なっ!?ISで太刀打ちできないってどついうことっすか!?」

この説明に関しては過去にシャルルがごく一部の人にだけ説明をしていた
未来でのIS犯罪に対抗すべく抑止力として作られたため現代の技術では解析が不可能なのである

レイン「まぁいい、これを持って連れ戻せばいいんだろ?」

スコール「ふふっ、そういうことよ。準備はいいかしら?」

フォルテ「いつでもいいっすよ」

レイン「そうか、それじゃぁ早速!」

レインはスコールの方へ目掛けて射撃をした
スコールは頭の中では『二重スパイ』という言葉が浮かび上がったが実際は違う

聖成「流石にバレますよね!」

零騎士を装着していた聖成が外にいたのだ

聖成「アーリィさん!スコールを頼みますよ!」

アーリィ「全く人使いが荒いこと」

スコール「さすがにまずいわね…、来なさい!『ゴールデン・ドーン』」

スコールは自分の専用機を纏いそのまま飛び立ったがその後をアーリィが追う

聖成「それじゃぁ…あなた達の相手は俺ってことですね」

レイン「全く…、よりにもよってお前かぁ…この1年坊主」

フォルテ「先輩には敬意を払えってもんすよ」

聖成「ははは…それができたらいいんですけどね…」

両者空中にて睨み合い、先に動いたのは聖成であった

聖成「おらっ!」

聖成はレインに一太刀入れようと思いっきり接近し、振り下ろしたが

フォルテ「させないっすよ!」

フォルテが横から妨害し

レイン「これでもくらいな!」

レインの専用機『ヘル・ハウンド』の狼の顔のような造形をしている肩から炎が吹き出す

聖成「くっ!ならっ!」

2本の刀を鞘に納め、超電磁火縄銃を取り出し射撃をする

聖成「狙い撃つ!」

レイン「舐められたは困るな、忘れたか?オレたちのISの単一能力を合わせた技を!」

フォルテ「そうすっよ!」

2人は互いの冷気と熱気を合わせることによる絶対障壁『イージス』構成できるのである
そのイージスにより聖成の射撃は止められてしまった

聖成「何っ!?」

レイン「こっからはこっちの番だ!」

そこから2人の猛攻が始まった
2人の機体はスピードは零騎士に劣るが2対1という状況が悪かった
聖成は多数人対1人で相手をできるが今回は少々相性が悪い
そんな彼が不利な状況を乗り越え有利にするのもいつものことであるのは変わりない

聖成「だったら、降臨せよ!タジャドル!」

なんと聖成は零騎士の足だけを無くして、その分タジャドルの足を部分装着
そうすることによってレインとフォルテと同じく熱気と冷気を扱えるのだ
しかし彼の場合は炎と氷となる

レイン「ISの2機同時装着だと!?」

フォルテ「そんなの無理なはずっす!」

聖成「無理と言われても実際前で実践してますよっての!」

聖成は2機の単一能力を発動させ、再び刀を抜いた

聖成「おらっ!」

レイン「これで!」

聖成が再び切りにかかる所をレインは炎を吹き出したが零騎士の能力《絶対零度》によりその炎が凍ってしまった

レイン「なにっ!?」

聖成「これじゃぁ終わらないですよ!」

そのままレインに一太刀入れると斬られた装甲から凍っていった

フォルテ「よくもっ!」

フォルテは聖成に向かって最大の冷気を放つが今度は逆にタジャドルの能力《獄炎》により蒸発されてしまった

聖成「ふぅ…、なんとか切り抜けた。先輩方、大人しくしててくださいね…」

聖成はそのまま2人に近づき手足を凍結させて拘束しようとするが…

レイン「まだだ…まだ終わってない!」

フォルテ「そうすっね…」

レインとフォルテはその場から最大火力で離れ、スコールから渡されたアイテムを出した

聖成「っ!?なんで…」

シャルル「なんでそれを持ってるの!?」

聖成が言おうとしたセリフを後から来たシャルルが言い放つ
本来はこの時代の人が持つべき代物ではないが…

レイン「さぁな?渡されたもんは仕方ねぇ」

フォルテ「使うしかないっすよ!」

そのまま二人はライドウォッチのボタンを押した

《ゴーカイジャー…》

《ハリケンジャー…》

二人は黒い渦に巻き込まれて再び現れたときには別の姿になっていた

片方は忍者の額当てがありバイザーは半分割れており口からは鋭い牙が出ていた、背中には刀と思わしき武器、動体にはエンブレムとなっており
もう片方はロングコートを羽織っており、顔は髑髏になって海賊の船長の帽子をかぶっている

これこそが《アナザーハリケンジャー》と《アナザーゴーカイジャー》である 
 

 
後書き
とうとう姿を現したアナザーヒーロー
アナザーゴーカイジャーとアナザーハリケンジャーを打倒すべくシャルルはジクウドライバーを装着して戦う

次回第48話ライダータイム 
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