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八条学園騒動記

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第五百四十六話 〆に入れるものその十

「その殿下のお耳に入るだろ」
「そうよね」
「韓国出身の士官も大勢いたからな」
「軍隊が色々したっていうけれど」
「その軍隊の士官に一杯いたんだぞ」
 韓国つまり半島出身の士官達がというのだ。
「命令出す人達がな」
「じゃあ軍隊が悪いことしたら」
「その人達が騒いでな」
 そしてというのだ。
「そこから軍司令官のその人のお耳に入って」
「とんでもないことになったわね」
「そんなビップ中のビップが知ったらな」
 皇族でも高位の方でしかも軍司令官の要職にあればもうそう言ってもいい、当時の日本では下手な大臣よりも立場は上であっただろう。
「もうな」
「それこそ」
「大騒ぎになるだろ」
「大変なことになるわね」
「まして韓国での日本軍の悪事ってな」
 韓国が今も主張していることだ。
「全部軍律違反だろ」
「人攫いとか何とか」
「そんなことしたらな」
 それこそというのだ。
「しかも自分の国の国民だった人にな」
「元李氏朝鮮の人が大騒ぎになって」
「そこから天皇のお耳にも入って」
「余計に酷いことになるわね」
「そうなるに決まってるからな」
 だからだというのだ。
「それはな」
「ないのね」
「大体日本軍って軍律厳しいよな」
「それで有名だったのよね」
「鬼みたいに厳しかったってな」
「言われてるわね」
「そんな軍隊がそうそうな」
 どうかとだ、洪童は言った。
「命令が出ているとか言ってもな」
「それないのよね」
「あるって言われたのが嘘だったり捏造だったりな」 
 慰安婦の証拠と二十世紀に日本のこの時代では歴史に汚名を永遠に刻まれている新聞社が出したことがあったがそれも実は悪質な業者を取り締まることを通達したものだった。
「そればかりでな」
「軍律で禁止されていることをするか」
「考えるとな」
 もうそれでというのだ。
「わかるよな」
「そうよね」
「誰だってな」
「じゃあ韓国の言ってることは」
「もう全部な」
「事実とは違うのね」
「創作だな」
 洪童は即座に答えた。
「完全に」
「そうよね」
「それはもうな」
「わかるわよね」
「そんな滅茶苦茶な世紀末な統治をやられて」
 それを三十六年受けてというのだ。
「人口が二倍になるとかな」
「有り得ないわよね」
「もうそんな統治受けたらな」
「人口激減するわよね」
「そうなるからな」
 それこそというのだ。
「だからな」
「有り得ないわよね」
「漫画やライトノベルじゃないからな」
「それかゲームね」
 春香はここで鍋を見た、鍋にはもうきし麺はなくなっていた。それぞれの碗にあるものだけになっている。 
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