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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十八話 アンデット襲来その四

「てんでって言葉はね」
「こうした時にですか」
「相応しいわ」
 こう晴彦に言うのだった。
「本当にね」
「いえ、少しずつですが」
 晴彦はその舞にこう話した。
「追い付いてきていますよ」
「ライダーの人達に?」
「先輩も玲奈ちゃん達も強くなっています」
「そうなの」
「はい、確かに少しずつですが」
 それでもというのだ。
「一瞬一瞬で」
「訓練をしている間に」
「はい、少しずつでも」
 それでもというのだ。
「一瞬ごとに」
「一瞬ごとにだったら」
 久瑠美が言ってきた。
「それが少しでも」
「うん、凄い速さでね」
 晴彦は久瑠美にも話した。
「強くなっているよ」
「そうよね」
「だから先輩達は」 
 それこそというのだ。
「今はかなり強くなっているよ」
「そうなのね」
「うん、だから」
「このまま訓練を続けていったら」
「絶対にだよ」
 それこそというのだ。
「アンデットにも勝てるよ」
「これまでよりも楽に」
「ずっとね」
 それこそというのだ。
「そうなるよ」
「そうなんだね」
「だから僕達もね」
「アルブレヒトをだね」
「僕はマルコキアスとクトゥルフをね」
「訓練をなのね」
「させて」
 そうしてというのだ。
「強くなってもらおう」
「そうしていくんだね」
「承知しました」
 そのアルブレヒトが久瑠美の足元から言ってきた。
「それでは私はこれからもです」
「訓練をしてだね」
「さらにです」
「強くなるんだ」
「そうなります」
 誓い、その言葉だった。それが物腰にも出ていた。
「そしてアンデット達にもです」
「これまでよりも楽に勝てる様に」
「なります」
「じゃあね」
「はい、久瑠美様もですね」
「一緒に頑張るから」
 こう主に言うのだった。
「そうします」
「それじゃあね」
 こうしたことを話してだ、そしてだった。
 対策室の者達はライダー達と懸命に訓練を行っていった、そうして身体を動かし汗をかいていった。
 その中で頭脳も使っていった、しかし。
 舞は訓練の中でこんなことを言った。
「何か私はね」
「どうかしましたか?」
「いや、訓練や戦闘の間は」
 その時はだ、玲奈に答えて話した。
「身体がどうしても勝手に動いて」
「頭を使うことはですか」
「しないけれど」
「それは駄目じゃないですか?」
 翔介が舞に話した。 
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