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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十七話 脳機能エラー対策室その十五

「聞いたところ」
「いえ、十七歳です」
「あくまでそう言われますか」
「十七歳だと」
「十七歳と後は数十ヶ月でしょうか」
 これが姫野の返事だった。
「その月は内緒ですが」
「一体幾つなんだ」
「風格は半端ないですよね」
 橘と剣崎は二人で話した。
「もう二十歳は超えている娘さんがいる様な」
「そうした感じですね」
「そこはご想像にお任せしますが」
 姫野はにこりと笑って述べた。
「私は本当に十七歳です」
「ここでオイオイって言うのがお約束だけれど」
 ルルも言ってきた。
「ライダーの人達はこのこと知らないのね」
「いや、そっくりな人はいたよ」
 上城がルルの言葉に答えた。
「俺達も見てきたよ」
「そうだったんだ」
「うん、けれどそうした風に言われたことは」
 十七歳と、というのだ。
「俺達もはじめてだったよ」
「そうだったんだね」
「だからオイオイはね」
 こう突っ込みを入れることはというのだ。
「知らなかったよ」
「そうだったんだ、けれど先生脱いでも凄いスタイルいいけれど」
「美人さんだけでないんだね」
「うん、けれどね」
 それでもというのだ。
「十七歳っていうのがね」
「姫野先生については」
「お約束になっているから」 
 それでというのだ。
「わかっておいてね」
「それじゃあね」
「けれど先生やっぱり調べたら俺達より年上だしな」
 そこでとだ、禍木も言った。
「敬語を使わせてもらうな」
「そうですか」
「はい、今までは違いましたけれど」 
 それでもとだ、禍木はまた話した。
「それで宜しくお願いします」
「ではそういうことで」
 こうした話もしてだった、戦士達は来たるべきアンデットの大群との戦いに備えていた。その日が必ず来ると確信しつつ。


第三百八十七話   完


                2019・8・8 
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