| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百八十七話 脳機能エラー対策室その十

「虎太郎さんも」
「傍にいるのは天音ちゃんだけれど」
「天音ちゃん虎太郎さんには冷たいですからね」
「始ばかり見てね」
「まあこんなのだから、私の周りって」
 栞があらためて対策室の面々に話した。
「私自身ね」
「胸が大きいとかですか」
「ボードに入ってから考えたことなかったわ」
「そうですか」
「そう、本当に」
「忙しいと結構外見のことは気にならなくなりますね」
 姫野が言ってきた。
「よくないことですが」
「そうなりますか?」
「はい、なります」
 姫野は翔介に微笑んで答えた。
「女性としてはそうした時もです」
「外見のことはですか」
「意識しないとです」
 それこそという口調での言葉だった。
「どんどんです」
「悪くなっていきますか」
「はい、ですが栞さんは」
 その彼女を見てだ、姫野はさらに話した。
「整っていますが」
「最低限のことは」
 それはとだ、栞は姫野に答えた。
「しています」
「そうですね」
「ただいつも動きやすい様に」
「ズボンですか」
「スカートは穿かないですね」
「スカートだと動きにくいですよね」
 三輪も栞に言ってきた。
「いざって時に」
「そうなのよね」
「まして栞さん力仕事もしますから」
「事務仕事もしてるけれどね」
「どっちかっていうとですよね」
「そっちがメインよね」
「そうですよね」
 こう栞に話した。
「正直言って」
「それでボードの事務仕事は」
「出来る人はいないってですね」
「実はそうなんですよね」
 三輪は笑っていたが栞もそれは同じだった。
「困ったことに」
「ライダー関係の組織でボードはね」
「結構事務能力が」
「駄目なのよね」
「他にも色々と」
「結構あれな組織よね」
「そうですよね」
 三輪は困った顔で述べた。
「どうにも」
「ライダーの人は七人いても」
「事務担当が基本栞さんだけで」
「科学部門は別だし」
「所長さんはすぐに何処かに行かれるし」
「本当にね」
「大変ですよね、しかも」
 三輪はここで橘と剣崎を見て言った。
「ライダーのリーダーとサブリーダーが」
「特にね」
「騙されやすくて」
「敵になったら物凄く強いから」
「困りますよね」
「あと参謀もいないし」
 栞は相川や上城も見た。
「結構ね」
「困ったところ多いですよね」
「組織としては」
「そういえば」 
 晴彦もここで気付いて言った。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧