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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十六話 アンデッドという存在その十二

「ルルちゃんと」
「この人達が仮面ライダーだよ」
 晴彦は少女にも説明した。
「他の世界のね」
「その方々がですか」
「そうだよ」
「はじめまして、和泉玲奈です」
 少女は晴彦の話を聞くとすぐに一礼して名乗った。
「宜しくお願いします」
「こちらこそ。それで君もだね」
「はい、脳機能エラ―対策部にいます」
「そうだね」
「晴彦さん達と同じEチームです」
「ちなみにお嬢様なの」
 ルルはライダー達に玲奈のこのことも話した。
「とてもいいお家のね」
「ああ、それはわかるよ」
 上城がルルのその言葉に応えた。
「物腰からね」
「違うわよね、それが」
「俺から見てもね」
「それでだが」
 相川は上城に続いて言った。
「君は格闘担当じゃないな」
「はい、吸い込むことがです」
「担当か」
「アンデット相手には違いますけれど」
「ファントムという連中にはか」
「このお口で吸い込んで」
 そうしてというのだ。
「対処しています」
「やはりそうか」
「そいのこともわかるんですね」
「身体つきでわかる」
「そこからですか」
「戦っているとその身体つきになる」
 相川は玲奈にこのことを話した。
「一条君と君はそうした身体つきじゃない」
「それで川神先輩は、ですか」
「そうした体格だからな」
 それでというのだ。
「わかる」
「そうなんですね」
「だが戦闘は出来るな」
「はい、武道の心得はありまして」
「よく僕が投げ飛ばされています」
 晴彦も言ってきた。
「何かとありますと」
「その時が凄いのよ、無礼者!とか言って」
 ルルは明るく話した。
「晴彦を一本背負いするのよ」
「決して傷付けるつもりはないですが」 
 玲奈はこのことは申し訳なさそうに述べた。
「ですが」
「何かとか」
「ついそうしてしまいます」
「そんなこともあるな」
 相川は玲奈の申し訳なさそうな言葉はこれで終わらせた。
「時として」
「ならですか」
「それでいいだろう」
 こう言うのだった。
「彼も痛いだろうが傷はついていないな」
「幸い頑丈でして」
 晴彦は相川に少し苦笑いになって答えた。
「ですから」
「そうだな」
「そこまではいかないです」
 晴彦はこのことはと相川に述べた。 
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