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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十五話 Heroesその九

「だからだ」
「我々も戦っていくことか」
「そうだ、戦ってだ」
 その様にしていってというのだ。
「最後に立っていよう」
「立っているとですね」
「それが勝者ということだ」
「わかりました、では戦います」
 清音はクラウスの言葉に頷き戦い続けた、そうしてだった。
 彼もまた戦い続けた、戦いは激しいままだったが立っていた。しかしその彼に後ろからサイガが言ってきた。
「おい、もうな」
「休憩ですか」
「そろそろ限界だろ」
 それでというのだ。
「ここはな」
「下がってですか」
「休めよ」
 こう清音に言った。
「ちょっとな」
「わかりました、では後はお願いします」
「そういうことでな、しかしな」
「しかし?」
「あんた前はこう言ってもな」
 下がる様に言ってもとだ、サイガは清音に言った。
「中々下がらなかったよな」
「そのことですか」
「ああ、それが随分変わったな」
「清音は真面目過ぎるからね」
 だからだとだ、オーディーも言ってきた。
「以前はこうした時は中々下がらなかったのよ」
「真面目もいいさ、けれど下がる時に下がらないとな」
 どうかとだ、サイガーはオーディーにも話した。
「こうした時はな」
「下がるべきよね」
「それがわかったってことはな」
「清音の成長ね」
「大きいぜ、もっとも俺はな」
 サイガは笑いながら話した。
「普段でも怠けていい時はな」
「怠けるのね」
「そんな人間だからな」
「そうなのね」
「それよりはずっとましだな」
 怠け者である自分よりはというのだ。
「遥かに。けれど今はな」
「はい、休ませてもらいます」
「後は任せてくれよ」
 こう言いつつ両手に大きなトンファーを出した、そうしてそれを構えてからだった。彼も戦いに入った。
 戦いは続く、その戦いに多くの者が苦難を感じていたが倒れる者はいない。ドロシーはその状況をステージから見て言った。
「皆倒れたら許さないぞ!」
「えっ、そういうの?」
「当たり前じゃない、ここが正念場なんだよ」
 少し驚いているレオナにもこう返す。
「それならここで倒れたら駄目じゃないか」
「それはそうだけれど」
「この激しい戦いの中では皆大変プリよ」
 今度はみれぃが言ってきた。
「掛け声だけでは足りないプリ」
「じゃあここは」
「そうプリ、だから私達はステージにいるプリ」
 これがみれぃの言いたいことだった。
「既にだからいいプリね」
「うむ、歌ったばかりだがアンコールもあるしな」
 こんどはシオンが言ってきた。
「早速もう一曲歌おう」
「アンコールって誰が?」
「私だけれど」
 響が右手を挙げて名乗った。
「駄目かな」
「私からも頼むわ」
「私からもだ」
 今度はリアスとユリスも名乗ってきた。 
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