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オズのキャプテン船長

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第十一幕その十一

「とても飲みやすいな」
「甘いお水ですか」
「そうじゃ、だからそちらを飲んでもな」
「いいんですね」
「ちょっと炭酸を入れるとな」
 その水道水にというのです。
「サイダーになる位じゃ」
「それはいいですね」
「だからサイダーもな」
「飲みたい時はですね」
「好きなだけ飲めるぞ」
「コーラもよね」
 トロットは今は珈琲を飲んでいますがそれでもと言うのでした。
「幾らでも飲めるわね」
「コーラの池があってな」
「そこで汲んでね」
「幾らでも飲めるぞ」
 こちらもというのです。
「飲みたい時にな」
「そうよね」
「お菓子はあってじゃ」 
 チーズケーキを食べつつです、リンキティンク王は言うのでした。
「そしてじゃ」
「飲みものもね」
「幾らでもあるのがな」
「リンキティンク王の国ね」
「そういうことじゃ、もっともこのことはな」
「オズの国ならね」
「何処でもだしのう」
「お菓子以外の食べものもあるし」
「こんないい国はないわ、そしてお芝居もな」
 舞台を観ればです、楽しく演じられています」
「あの通りじゃ」
「素敵な舞台ね」
「お菓子やジュースと一緒に観る喜劇は最高じゃ」
 満面の笑顔でです。リンキティンク王は言うのでした。
「わしの大好きなことの一つじゃ」
「一つなの」
「他に大好きなものもあるからのう」
 それでというのです。
「一つじゃよ」
「そういうことね」
「そうなのじゃよ」
 トロットにも笑顔で答えます。
「わしはな」
「そうなのね」
「それでじゃが」 
 王様はさらに言いました。
「お芝居の後はじゃ」
「その後もなのね」
「遊ぶが」
 その遊びはといいますと。
「次の遊びは何をするかじゃが」
「ええ、何をするの?」
「トランプをするか」
 こちらの遊びをというのです。
「ポーカーでもな」
「あら、ポーカーなの」
「それをしようかのう」
「あの、王様は」
 どうかというお顔で、です。ボボ王子がリンキティンク王に言いました。
「ポーカーは」
「弱いというのじゃな」
「はい、すぐにお顔に出るので」
「うむ、しかしじゃ」
 それでもとです、王様は王子に答えました。
「わしは好きだからな」
「だからですか」
「やるぞ」
 そのポーカーをというのです。
「これからもな」
「それで今からもですか」
「するぞ、皆でな」
「まあ好きなら」
 それならとです、王子は王様の言葉に頷きました。そうしてでした。
 皆は観劇の後でトランプもしました、海から戻ってきた皆は今度はとても賑やかな王様と一緒に遊ぶのでした。 
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