仮面ライダー　エターナルインフィニティ

「あたしはあたしだってな」
「何か難しいね」
「そうだよな、あんたもわかるだろ」
「今実感してるよ」
　こうヒルダに答えた。
「実際にね」
「そうだよな、じゃあな」
「このことをだね」
「ちゃんと注意していこうな」
「僕が僕だって」
「そっくりさんと会ってもな」
　今の様にそうなってもというのだ。
「やっていこうな」
「そうしていくよ。けれどヒルダさんとなのはさんって」
「本当に似てるだろ」
「外見は全然違うのに」
　それでもというのだ。
「本当にそっくりだよ」
「ネプチューンともな」
「僕もあれっ、って思ったから」　
　見分けがつかなかったというのだ。
「本当にね」
「ちなみに僕は一ノ瀬はじめっすが」
　はじめも言ってきた。
「本当にイリナさん達と区別がつかないっすよ」
　自分自身でというのだ。
「驚くことっす」
「顔はそうは見えないが」
　パイマンはいつもの表情で言うはじめにジト目で突っ込みを入れた。
「本当であるか」
「本当っすよ」
「どうもそうは思えんがな」
「まあはじめちゃんがそう言ってるならそうなんだろうな」
　そのパイマンに三原が言う。
「それでそれならな」
「いいであるか」
「そうだろ、じゃあまた明日な」
「訓練であるか」
「それをしような」
「わかったである」
　パイマンは三原の今の言葉には素直に頷いた、そうしてだった。
　今は仲間達と共に休んだ、そうしてまた訓練に向かうのだった。


第三百八十四話　　　完


　　　　　　　　　　　　　　　　２０１９・７・１５