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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十四話 Fightersその六

「啓太さんも頑丈なんですよ」
「本当に不死身な位に」
「精神的にも」
「それな、精神的にもタフじゃないとな」 
 当麻はタヌキと留吉にも話した。
「やっていけないしな」
「そうっすよね」
「この戦いは」
「それでその精神があるのもな」
「人間っすよね」
「というかそれこそが人間ですね」
「というかであるぞ」
 ここでパイマンは当麻にこう話した。
「お主の話をざっと聞いたであるが」
「啓太もだよな」
「他の者もである、肉体も頑丈であるが」
「精神もだよな」
「普通心が折れるであるぞ」
 当麻に対して言った。
「お主達全員どういった精神力であるか、雄大は特にである」
「わいかいな」
「尊敬するである」
 雄大にはこうまで言うのだった。
「両脚がなくなっても復活して優勝とは出来ないである」
「そう言ってくれるんかいな」
「お主、人間として尊敬してである」
 パイマンは雄大に瞑目する様にして述べた。
「吾輩もかくありたいと思ったである」
「大袈裟ちゃうか?」
「大袈裟でないである、人間とはそこまで美しくなれる」
 こうまで言うのだった。
「吾輩も学ばせてもらったである」
「人間が一番凄いのかな」 
 耕平はパイマン達のやり取りを見てこう考えた。
「やっぱり」
「だからアイドルも存在しているクマ」
「そうウサ」
 その公平にクマとウサギが話す。
「僕達もプロデュースしているウサよ」
「マネージャーとして働いているクマ」
「そうなるね、人間のその心こそがね」
「一番凄いものクマよ」
「人間を人間にしているウサ」
「そうだね、どうかって思う時もあるしそんな人もいるけれどね」
「というか化けものは例外だろ」
 耕平にエクボが横目で言ってきた。
「正直にな」
「皆がそれぞれの世界で出会ってきた」
「ああ、俺はよく知らないがエンブリヲとかな」
「後はファヴとかね」
「クラムベリーとかな、そうした連中はな」
 それこそというのだ。
「化けものだろ」
「心がそうなっているんだね」
「ああ、人間だろうが機械だろうがな」
 心が化けものになってしまえばというのだ。
「化けものだろ」
「ふん、化けものなら叩き潰すだけだろ」
 イレーネは強気で言った。
「それならな」
「そうじゃのう、そうした輩とこそ戦うべきじゃな」
 クロノワールはイレーネに同意だった。
「気兼ねなく叩き潰せるわ」
「思い出したけれど俺達の敵もそうだったな」
 アントニオハ自分達のかつての戦いのことを思い出していた。
「性根がとんでもないことになっていてな」
「まさに化けものでしたね」
 タイロンはアントニオの言葉に同意して頷いた。
「彼は」
「ああ、本当にな」
「そういえば僕達の世界でも」
 ナガレにも心当たりがあって真剣な顔になった。
「あの人は」
「ああ、もう金が欲しいあまりにな」
「やはり化けものになっていたね」
「そうだったよな」
 カイトはナガレのその言葉に同意して頷いた。
「冗談抜きでな」
「ふん、化けものなら容赦は無用」
 又吉は下衆な笑顔で腕を組んで言い切った。 
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