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魔法少女リリカルなのは 龍皇の軌跡 現在連載停止中

作者:ブレイア
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到着、地球!

 
前書き
さて、現在クリスマス。イクスのクリスマスプレゼント…ではなくお年玉のデバイス募集は今年いっぱいやります。
来年に入るまでにいくらか投稿します 

 
side リューヴェルト

「えーと『あと十分で到着します。上陸の用意をして下さい』か。分かった」

今、わたしはフィルスがホワイトボードに書いた文字を読んでいる
なぜホワイトボードなのかというと簡単に言えばForceのステラみたいなものだと
思ってほしいフィルスはジーク・ヴルムを自動操縦中だと思考・計算機能の大半を
使用するので、言語能力を失うので、基本ホワイトボードに文字を書いて意思疎通を行う
感情は文字の書き方で大体分かる
艦内を移動するときにはホワイトボードを引っ張りながら移動するため、通路を歩くときは
かなり場所をとる

「やっと到着ですか。この十日間、長かったですね」

「そうだな、やっと冷凍保存をといてやれる。青空の下で眠らせてやれるな」

「そうですね…」

「アカネはどうした?」

「お父様、お母様、アカネを連れてきました!」

噂をすればなんとやら、イクスがアカネの手をにぎってこちらに走ってきた

「ごめんな、イクちゃん。わっちには艦内放送や念話が聞こえへんみたいやから」

アカネ、我がガレアの唯一国民の生き残りでEC感染者。国を捨て王ではなくなった
わたしを今はリューヴェルトさん、シルフリードは奥さん、イクスを行くちゃんと呼んでいる
話していると結構気さくで学校の教師を目指していた
エクリプスに感染してからなぜか生命反応が無くなっているがちゃんと生きている
っとフィルスがなにか書き始めた

「『そろそろ転移させます』か、頼む」

足元に転移魔法陣が現れ、周りの風景が一変する


転移すると真っ先に目に入ったのはあたたかな太陽の光だった

「まぶしいです」

イクスは突然の光の変化についていけなかったのか目をものすごく細めている
かくいう私もそうだが。

「イクス、ゆっくりと目を開けてください」

「ん、んん」

シルフリードに言われてゆっくりとまぶたを開けるイクス

「うわぁ…!」

周りの風景が見えたのだろうイクスの口から感嘆の言葉が漏れる
しかし

「お父様、空が…空の色が変です!」

わたしが予想していたものとは違うイクスの回答に思わずズルッとこけた
…まぁ、たしかに今までの空は分厚い雲に覆われていたから空は黒
というのがイクスの常識だったのだろう

「イクス、これが雲の向こうの空ですよ」

「え…そうなんですか?」

イクスは信じられないといったような顔でシルフリードを見る

「そう言えばリューヴェルトさんが国を治めることが決まった日にとんでも砲撃
 を空に撃って雲の切れ目からこんな空が見えたな」

アカネが思い出したように言う
とんでも砲撃とは龍皇総滅砲のことである

「わたしはこんなことをせずにこの空を見ることの出来る国をいつの日か
この空の下で暮らせる国をつくることをここで皆に誓おう。でしたっけ」

シルフリードがその時を思い出しながらその時に言った言葉を一字一句違えずに
言った

「結局その誓いも果たせずに終わったが…なっ」

「きゃっ」

そう言ってイクスを肩車し、歩き出す

「うわぁー高いです。あれ?」

「どうした」

「ちっちゃい人と変な格好の子がこっちに来てます」

迎えか、ちっちゃいのは火舞だとして変な格好の子は知らないな。功正か?

「マ~イ~ス~タ~。迎えに来たぞ~」

っと、そんな声が聞こえてきた

「火舞~お迎えご苦労様です~」

シルフリードが声のした方へと手を振りながら言う

「お父様、あのちっちゃい人って火舞って言うんですか?」

「ああ、烈火の剣精 火舞。ここにいるわたしの戦友の融合機だ」

「融合機ってホントですか!?」

アカネが大声で聞いてくる
まあ、たしかに融合機自体は融合事故などもあり、あまり見かけないからな

「おう、正真正銘、本物の融合機だ!」

っと、いつのまにか火舞達がすぐそばまで来ていた

「初めまして、僕は師匠…えと功正さんの弟子のはやとです。師匠に言われてお迎えに
 来ました」

なるほど、イクスの言う変な格好とは和服の事だったんだな
それにしても功正は「弟子をとる気はござらぬよ」とか言ってたのによく弟子を
とる気になったな

ヒュッ

「おっと」

どこからか飛んできた鉄の針をイクスを肩車したまま紙一重で避ける
そのあとすぐにイクスを降ろし腰からシルファイドを取り出す

「お父様、どうしました?」

イクスの質問に答えずにわたしは駆け出す

side out


リューヴェルトはシルフリード達から20mほど離れた場所で待機状態のシルファイド
を構え、辺りの気配を探っていた

ヒュッとまたどこからか飛んできた鉄の針をシルファイドではじく

《起動》

それをきっかけにシルファイドをセットアップする
近くにいるシルフリード達は静かにその様子を見ている


沈黙が続く


「竜牙!」

突然リューヴェルトがシルファイド背後に向かって一閃、ギインと金属がぶつかり合う音がし、
相手、武士の様な服に身を纏った男性の得物、炎を纏った小太刀と鍔迫り合いになる

《疾風》

シルファイドの刀身から強い風が発せられ、相手は吹き飛ばされる
リューヴェルトに襲い掛かった相手は着地すると同時に地面をけり姿を消す

ギィイン ギィイン バアアァン ガァアン 

リューヴェルトが剣を振るたびに金属がぶつかり合う音がし、だんだんと普通ではありえない音
がしてくる

《エクスプロージョン》

ガシャン 

シルファイドからカートリッジが一つ排出され、刀身に炎が宿る。そして

「竜炎一閃!」

誰もいないところに剣を縦に一閃する
するとさっきまで姿を見せなかった男性が二本の炎を宿した小太刀を交差させてリューヴェルトの
攻撃を受け止めていた
二つの炎がぶつかり合い離れた場所にいるシルフリード達にもその熱気が伝わってくる

しかしそれもつかの間、男性は一瞬にしてリューヴェルトの視界から消える。
男性が突然消えた事によりリューヴェルトはバランスを崩し前のめりになる

チャキ

そしていつの間にかリューヴェルトの背後に回りこみ、首筋に小太刀をあてた男性がいた

 
 

 
後書き
最後に登場した男性、はてさて彼は何者なのか!? 
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