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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十三話 Godその六

「スサノオは楽しいのかな、いや」
「そうよ、あいつは駒を出してね」
「僕達が戦う姿を見ているんだね」
「人間がね」
 真理がゲルサドラに答えた。
「だからよ」
「楽しいんだね」
「駒は駒で」
 そう割り切ってというのだ。
「それでなのよ」
「見ているのは僕達なんだ」
「そう、だからよ」
「見ているところが違うんだね」
「今あんたが思ったのとね」
「それがわかったよ、けれど楽しむにしても」
 それでもと言うのだった、今度は。
「随分と周りくどいね」
「あいつは結構捻くれてるんだ」
 啓太郎はゲルサドラに今度はこう話した。
「何かとね」
「それでなんだ」
「そうしたことをして」
「退屈凌ぎをしているんだ」
「そうなんだ」
「本当に捻くれているね」
 菅山が見てもだ、このことは。
「そこまでするなんて」
「ずっと一人でいたからよ」
 真理がスサノオのその性格について話した。
「だからよ」
「それでなんだね」
「そう、そのせいでね」
「駒を出して戦って」
「最後まで自分が来て」
 そうしてというのだ。
「じっくり戦って私達を見てよ」
「楽しんでいるんだね」
「最後は自分も戦ってね」
「まあ何千年、いや何億年かな」
 菅山はライダー達から聞いたスサノオの話を思い出して述べた。
「ずっと牢獄の中にいて囚われていて」
「退屈してたからね」
「それだけ孤独でいたら」
 腕を組み考える顔で述べた。
「まあ相当捻くれてもおかしくないかな」
「それで最初は世界征服を考えていたけれど」 
 真理はショッカーの最初の頃の話もした。
「それがね」
「考えが変わってだね」
「それでよ」
 今の様にというのだ。
「楽しむ様になったのよ」
「そういうことだね」
「総理はすぐにわかったみたいだけれど」
「まあそれなりに長生きしてしかも総理大臣をやってるとね」
「陣税経験根」
「それが出来るからね」
 それ故にというのだ。
「まあこれ位はね」
「わかるっていうのね」
「そうなるよ、それでだけれど」
「ええ、スサノオについては」
「大体わかったよ、傍迷惑な存在であって」
 菅山はこのことからさらに話した。
「何をするについても退屈凌ぎだね」
「言うなら遊びね」
「働く必要や目的もないとね」
「そこが人と違って」
 ゲルサドラも言ってきた。
「僕達に仕掛けているんだ」
「そうだよね」
「それじゃあ」
「うん、それならもうここはね」
「あえて勝負に乗るしかないかな」
「そう思うからここに我々はいるし」 
 それでとだ、菅山はゲルサドラにも話した。 
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