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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十一話 Gaccyamanその十四

「今のオルフェノクは完全にな」
「スサノオの駒ですか」
「心も考えることもないな」
 感情、そして知能もないというのだ。
「完全な手駒だよ」
「そうなっているんだ」
「そのオルフェノクの全部の種類のデータをな」
 それをというのだ。
「ファイルにはまとめているからな」
「僕達をそれをよく読んで」
「戦ってくれよ」
 こうゲルサドラにも話した。
「頼むな」
「うん、それじゃあ」
 ゲルサドラは海堂に意を決した顔で頷いて応えた。
「僕も」
「頼むな、本当に敵のことを知らないとな」
「戦えないね」
「これからよく頭に入れてな」
 そうしてというのだ。
「一緒に戦っていこうな」
「わかりました」
 つばさは海堂のその言葉に頷いた。
「そうさせてもらいます」
「それじゃあな、全員揃ったらファイルも出すな」
「そのこともわかりました」
「何かつばさちゃんは随分と素直ね」
 長田はつばさの海堂への返事とこれまでの自分達とのやり取りからこのことを察した、それはむしろ確信だった。
「かなり」
「はい、つばさちゃんは素直で真面目ないい娘っす」
 はじめもその通りだと答えた。
「純粋で」
「木場さんみたいね、そこは」
「どうもそこがかえってである」
 パイマンは腕を組み難しい顔で述べた。
「よくない時もあるであるな」
「ゲルちゃんの時は」
「難しいものである」
「人間ってのはそうなんだよ」
 乾が二人の会話にこう突っ込みを入れた。
「純粋でもな」
「いいことではあってもであるな」
「それが正しい結果になるとはな」
「限らないであるな」
「善意で全部よくなるならな」
 それこそというのだ。
「世の中どれだけ楽かな」
「わからないであるな」
「オルフェノクにだって正義はあるんだよ」
 乾はかつて敵でありこれから戦う彼等のことも話した。
「連中にもな」
「つまりライダーの戦いは正義と正義の衝突であるか」
「そうだったんだよ、今は違うけれどな」
「自分達に仕掛ける神との戦いであるな」
「だから違うがな」
 それでもというのだ。
「正義と正義がな」
「ぶつかり合っていたであるか」
「その中で純粋なのはいいことでもな」
「必ずいい結果になるか」
「違うからな」
「周りをよく見てであるな」
「考えないとな」
 そうしなければというのだ。
「間違えることもあるさ」
「そうであるな」
「俺もそうしたことがあったんだ」
 オルフェノクとの戦いのことからの言葉だった。
「だからな」
「余計にであるな」
「ああ、純粋だったり真面目だったり素直でもな」
 そうしたことは美徳であってもというのだ。 
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