仮面ライダー　エターナルインフィニティ

「やっぱりな」
「そういうことであるな」
「そして俺達はな」
「お客さんであるか」
「そうなるか、けれどな」
「人間であるな」
「その人間としてな」
　世界は違ってもというのだ。
「俺達は戦うんだよ」
「そうなるであるな」
「オルフェノクそしてスサノオとな、それでな」
「君達の他のメンバーは何処にいるのかな」
　木場はパイマンに穏やかな声で尋ねた。
「それで」
「そこに案内させてもらうっす」
　はじめが木場に答えた。
「これから」
「そうしてくれるんだ」
「そうっす」
　その通りだと言うのだった。
「これから」
「そうしてくれるね」
「さもないと何もはじまらないっすね」
「うん、君達のことをよく知らないとね」
　実際にとだ、木場ははじめに答えた。
「何も出来ないからね」
「そうっすね、ではっす」
「これからだね」
「案内させてもらうっす」
「それじゃあ」
「うん、今からね」
　こう話してだ、そのうえでだった。
　はじめはパイマンと共にライダー達は自分達の場所即ちガッチャマン達の集合場所に案内した。そこはというと。　
　広く赤を基調としていて何処か異空間を思わせる場所だった、その場所に入ると。
　銀色のショートヘアの髪の毛の少女がいた、胸はないが脚が随分と奇麗で制服も似合っている。その少女がライダー達を見てはじめに言ってきた。
「先輩、この人達が」
「仮面ライダーっすよ、つばさちゃん」
　はじめは少女ににこりと笑って答えた。
「覚えておいて欲しいっす」
「わかりました、三鳥栖立つばさです」
　状所も名乗った、赤い目も印象的だ。
「ガッチャマンＧ－６０です」
「ガッチャマンＧええと」
「６０です」
　つばさは笑顔で啓太郎に答えた。
「覚えておいて下さい」
「それじゃあね」
「ちなみに私はＧ－１０１っす」
「吾輩はＧ－３である」
「結構番号飛んでるね」
「ガッチャマンは宇宙単位であるからな」
　パイマンは啓太郎にガッチャマンの番号が飛んでいる理由も話した。
「だからである」
「うん、そのこともわかったよ」
「それでなのですが」
　ここでまた言ったつばさだった。
「私は今留守番ですね」
「僕と一緒にな」
　オレンジのショートの髪の毛に眼鏡そして知的だが鋭い目の白衣の青年もいた。かれもまた名乗った。
「鈴木理詰夢だ」
「君もガッチャマンかな」
「いや、僕は違います」
　鈴木は啓太郎に真面目な声で答えた。
「僕はメンバーであるがガッチャマンではありません」
「ああ、戦わないだけだね」
「そうです、よくおわかりですね」
「俺もそうだからね」
　啓太郎は鈴木に笑って答えた。
「たっくん達仮面ライダーに協力するけれど」
「仮面ライダーではないですか」
「だからね」
　この立場だからだというのだ。