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オズのキャプテン船長

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第六幕その二

「これからね」
「さて、今日も楽しいものになるわね」
 ビリーナもかなり乗り気な感じです。
「この村にお邪魔するのも久し振りね」
「あれっ、ビリーナはこの村にいたことがあるの」
「ええ、一度一泊してるわ」
 ビリーナは恵梨香にすぐに答えました。
「楽しかったわよ」
「そうなのね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「今久し振りって言ったのよ」
「そうなのね」
「じゃあアマゾンの食事とおもてなしをね」
「今夜はなのね」
「体験するのよ」 
 はじめての恵梨香達はというのです、こうお話してでした。
 そのうえで、です。皆はこの日は村に一泊させてもらうことにしました、すると村の人達は恵梨香達を村の真ん中に招いてでした。
 鰐やピラルク、ピラニアのお料理を出してです。そうして太鼓や笛で音楽を鳴らして歌も踊りも出してです。
 皆をおもてなしします、船長はそのおもてなしの中で恵梨香達に言いました。
「こうした宴はどうかな」
「何かですね」
 恵梨香が五人を代表して船長に答えます。
「冒険小説に出て来るみたいな」
「そうしたものだね」
「秘境に入った時みたいな」
「ははは、秘境だね」
「アマゾンは秘境ですから」
 外の世界ではというのです。
「それでこう思いました」
「それでだね、けれどね」
「それでもですか」
「オズの国ではアマゾンもだよ」
 外の世界では世界最大の秘境と言われていてもです。
「普通の場所だよ」
「むしろもっと不思議な場所がありますね」
「そう、だからね」
「この島もですか」
「至って普通の場所でね」
「この村もですね」
「オズの国では秘境じゃないんだよ」
 そうなるというのです。
「至ってね」
「そうなんですね」
「この村の人達もオズの国の住人でね」
 それでというのです。
「普通に暮らしているよ」
「じゃあ秘境というのは」
「恵梨香達が悪い意味で考えていないのはわかるよ」
 それでもというのです。
「けれどオズの国ではアマゾンも秘境でなくてね」
「この村の人達もですね」
「普通の村だよ」
「オズの国の中の」
「オズの国の法律を守っていてオズマ姫に忠誠を誓っているね」
「普通のオズの国の人達ですね」
「生活はアマゾンのものであるだけだよ」
 ただそれだけだというのです。
「本当にね」
「そうですか、じゃあ秘境と思わないで」
「普通の場所の普通の人達だとね」
「わかってですね」
「楽しもうね」
「わかりました」
 恵梨香も他の子達も笑顔で応えてでした、そのうえで。
 皆で飲んで食べて歌って泳いで楽しみました、特にブラジル人のカルロスはサンバも披露してかなり楽しみました。
 そしてそれぞれ男の子と女の子に分かれて水浴びをしてからでした、そのうえでそれぞれ用意してもらったお部屋の中で、でした。
 ぐっすりと寝てそのうえで。
 朝に手を振り合って村を後にして船の場所に行きました、そうしてまた海に出ましたが海に出た時はもうお昼でした。 
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