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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十八話 困難に打ち勝つその十六

「そのことは」
「それじゃあな」
「はい、今から」
「話をしような」
 そのスサノオと、と話してだ。そのうえで身構えつつ彼の話を聞いた。
 するとだ、スサノオは悠然として彼等に言った。
「君達の戦い実に見事だった」
「言いたいことはそれだけじゃないわね」
 夏凛はスサノオに鋭い目で問うた。
「そうね」
「ははは、もうわかっているか」
「あんたの性格は聞いてるわ」
 既にというのだ。
「どういった神様かね」
「そうか、なら話は早いな」
「今回は緒戦だっていうのね」
「如何にも。君達の腕を見せてもらった」
 スサノオは悠然とした声のまま言った。
「いい腕だ、ではだ」
「今度はだな」
「決戦を挑む。二十日後にだ」
 この時にというのだ。
「高松で戦おう」
「高松市か」
 ライは高松と聞いて言った。
「あの場所か」
「そうだ、そこでだ」
「二十日後だな」
「その時にだ」
 まさにというのだ。
「私は日の出と共にだ」
「モンスターを出してだな」
「これ以上はないまでの数を出す、そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「最後には私自身もだ」
「戦うか」
「そうする」
 こういうのだった。
「そのことを言っておこう」
「そうか、わかった」
 ライは彼のその言葉に頷いて言葉を返した。
「その時にだな」
「君達とこの世界での最後の戦いを行おう」
「そして楽しむな」
「是非共」
「それが貴方の目的ですね」
 美森はスサノオに真剣な目で問うた。
「そうですね」
「そうだ、知っていると思うが」
「貴方は永遠の牢獄におられますね」
「そこはあまりにも退屈なのだよ」
「その退屈を逃れる為に」
「私は君達に戦いを仕掛け挑んでだ」
 そうしてというのだ。
「私自身戦いそしてだ」
「その退屈から逃れていますか」
「如何にも。人間と戦いな」
「つまり私達もですね」
「人間だ」
 紛れもなくというのだ。
「紛れもなくな」
「人間だからだというのですね」
「君達はこれ以上はないまでに人間だ」
 スサノオは美森にこう返した。
「私から見てもな。だからだ」
「私達の世界にも来て」
「戦っている、そして私に勝てば」
 スサノオはこうも言った。
「君達のいる場所は外の世界に戻れる」
「四国以外の世界と」
「そうだ、実は世界はつながっているのだ」
 四国と外の世界はというのだ。 
「君達も気付いていたかも知れないが」
「それは考えてみればわかるだろ」 
 ゾルダがそのことについて述べた。
「もうな」
「ははは、やはりそうか」
「四国だけでな」
「この文明は維持出来ないな」
「資源だってな」
 四国の資源だけではというのだ。 
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