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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十八話 困難に打ち勝つその六

「鰹にしないかい?」
「鰹ですか」
「愛媛の柚子も使って」 
 こちらもというのだ。
「食べようか」
「高知のですね」
 鰹についてだ、言ってきたのは美森だった。
「鰹は」
「そうそう、本場だから」
「鰹のたたきですね」
「夜はそれを肴に酒も」
 こちらもというのだ。
「飲みたいな」
「いいですね、地酒を」
 須藤は酒の話に入ってきた。
「飲みますか」
「そうそう、日本酒の」
「それは楽しみですね」
「お酒は」
 どうかとだ、まだ中学生の美森はこう言った。
「どうも」
「君達は飲まないんだね」
「未成年ですから」
「そう言っても皆飲むから」
「そうですか?」
「外から来た子達は」
 外の世界から来た者達はというのだ。
「考えてみれば中学生の子も飲んでるよ」
「そういえばそうですね」
 須藤も言われてこのことに気付いた。
「ヒデヨシさんや春雪君達も」
「飲んでるよね」
「そうですね。流石に三歳の娘は飲まないですが」
「ハナちゃんは」
「そうですね」
「三歳の娘も戦ってるんですか」
 このことには先生が驚いた。
「そうなのですか」
「ああ、その娘特別だから」
「特別な娘ですか」
「洒落にならない位強くて」
「三歳でも」
「そうよ」
 霧島が先生に話した。
「その娘お酒は飲まないけれど」
「強くて」
「歯も全部生え揃ってるし。虎みたいなのが」
「虎、ですか」
「そう、虎なの」
 霧島はハナのこのことも話した。
「空高く跳べて丸太を振り回して風みたいに走り回って倒すの」
「恐ろしい娘ですね」
「末恐ろしいわよね」
「全く以て」
「あの、その娘勇者になれますよ」
 真顔でだ、夏凛は霧島に話した。
「本当に」
「そう思うわよね」
「私達の世界なら」
「私もそう思うわ」
 霧島も同じ考えだった。
「あの娘ならね」
「勇者部に入ればどれだけ強いか」
「積み木遊びが好きだけれど」
 その趣味についても話した。
「本物のログハウス一瞬で作るし」
「ログハウス、ですか」
「本物のね」
「それも一瞬で」
「それがその娘の積み木遊びなのよ」
「本格的というか」
「あの、子供とはとても」
 風も唖然とした感じで言う。 
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