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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十八話 困難に打ち勝つその四

「複雑になってるんだな」
「そうだろうね、地下鉄だってね」
「凄いからな」
「もう迷路だから」
 まさにというのだ、東京の地下鉄は。
「そんなところと比べたら」
「四国の街はか」
「松山にしても他のところもね」
「すっきりしてるんだな」
「東京と比べるとずっとね」
「そうなんだな」
 城戸はここで納得した。
「じゃあ戦闘もな」
「東京で戦うよりもね」
「楽か」
「そうだろうね」
「ならな」
 今度は佐野が言ってきた。
「友奈ちゃん達をね」
「サポートしていくか」
「香川先生も言ったけれど」
 佐野は城戸に話した。
「友奈ちゃん達は俺達より市街戦に慣れていないから」
「それならな」
「友奈ちゃん達のそうしたところはね」
「フォローしないとな」
「そうしていかないとな」
「俺達が市街戦に慣れてるならな」
「山や海で戦ってもね」
 霧島も言ってきた。
「私達は慣れてるけれどね」
「そういえばそうか」
「私達はこれまで色々な場所で戦ってきたでしょ」
「ああ、本当にな」
「だからね」
「市街戦だけじゃないか、俺達は」
「山でも海でもよ」
 つまり自然の中でもだ。
「戦ってきてね」
「それぞれの場所での戦いで慣れているか」
「そうよ、だからあの娘達は」
「フォローしていくか」
「経験の分でね」
「そういうことだよな、けれど俺達もな」
 城戸はこうも言った。
「友奈ちゃん達に随分と助けられているな」
「それはね」
 霧島も認めることだった、このことは。
「何かと」
「四国のこととか色々教えてもらってな」
「俺達は地の利はないからな」
 経験はあってもとだ、高見沢が言ってきた。
「だからな」
「どうしてもな」
「そちらはあの娘達に助けてもらわないとな」
「駄目だよな」
「同じ日本でも俺達はビジターだ」
 来訪者だというのだ。
「それであの娘達はホームグラウンドだ」
「全然違うな」
「それでその違いがな」
「戦いにも出るか」
「だからな、俺達があの娘達を助けてな」
 そしてというのだ。
「俺達もな」
「助けてもらうんだな」
「お互いな」 
 まさにと言うのだった。
「そうなるな」
「そういうことか」
「この松山で戦いになってもな」
「俺達は経験でフォローしてか」
「あの娘達は地の利でな」
「フォローしてくれるか」
「そうなるからな、戦っていくか。しかし俺もな」
 高見沢は笑ってこうも言った。 
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