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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十八話 困難に打ち勝つその一

               第三百七十八話  困難に打ち勝つ
 ライダーと勇者部の少女達は訓練を続けていた、だが。
 その中でだ、城戸達は四国の各地も回っていた。その案内役は勇者部の少女達に先生であった。そしてだった。
 今城戸達は松山市にいた、そこでだった。
 城戸は松山市の路面電車を見てこんなことを言った。
「坊ちゃんだよな」
「この街はな」
 秋山が城戸に応えた。
「あの小説の舞台だな」
「そうだよな」
「この街に来ることもな」
「考えてなかったよな」
「全くな、だが俺達は今は四国にいる」
 それならというのだ。
「それならだ」
「ここに来ることもな」
「当然でだ、若しかしたらな」
 秋山は城戸にさらに話した。
「ここで戦うこともな」
「有り得るよな」
「その時はな」
「ここの地形ちゃんと頭に入れておかないとな」
「駄目だ」
「そうだよな、じゃあ観光だけれどな」
 それでもとだ、城戸は秋山の言葉に頷いてから言った。
「よく見ておくか」
「そうすることだ」
「やっぱりな」
「一度見れば」
 この世界に来た香川も言ってきた。
「覚えられますは」
「えっ、そうなんですか?」
「はい、私は」
 城戸は樹に礼儀正しく答えた。
「すぐに頭に入ります、ですが」
「ですが?」
「この世界の松山市も私達の世界の松山市も変わらないですね」
「そうなんですか」
「松山市に来たこともありまして」
 それでというのだ。
「街の地形も頭に入っていますが」
「皆さんの世界の松山とですか」
「こちらの世界の松山も同じです」
「そうですか」
「ですから特にです」
 香川にとってはだった。
「覚えるところはないですね」
「そうですか」
「はい、ただ」
「ただ?」
「三百年経っているとは思えないですね」
 ここで香川はこうも言ったのだった。
「私達の世界で言うと、それにこの世界は四国だけとなると」
「こうした文明のレベルにはですか」
「とてもなれないですが」
 香川は今度は北条に答えた。
「とても」
「先生が見てもそうですか」
「江戸時代ならともかく」
 この文明のレベルならというのだ。
「充分ですが」
「二十一世紀のレベルですよね」
「この文明のレベルは」
「それですと」
「四国だけでは。世界がつながっていないと」
 それこそというのだ。
「成り立たないです」
「そうですか」
「それでこのレベルは」
 どうかと言うのだった。
「外の世界と実は」
「つながっていますか」
「私が推察するに」
「けれどあれだよね」
 芝浦は樹に尋ねた。 
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