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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十七話 秘めた意志その十六

「長い戦いになるからな、一日単位の」
「一日ですか」
「君達そんなに長く戦ったことないだろ」
「はい、とても」
「だから疲れたら無理はしない」
 このことが大事だというのだ。
「休んで飯も食ってな」
「そうしてですか」
「身体も心も休めつつ戦うんだよ」
「そうしていくことですか」
「だからもう寝袋とか食いものも用意してるんだよ」
「その時に備えて」
「飲みものも衣料品もな」
 そうしたものもというのだ。
「だからしっかり休みながらな」
「モンスターとは戦っていくんですね」
「ああ、そうしような」
「わかりました」
 友奈はガイのその言葉に頷いた、そしてだった。
 戦士達は訓練を続けた、すると少女達はライダー達が言う通り一瞬単位で強くなっていた。それは彼女達も実感していて。
 風は学校の体操服、半ズボンと体操服姿でランニングをしつつ自分と同じ服装で走っている友奈達に言った。
「いや、皆随分とね」
「強くなっていますね」
「ええ、今だってね」
 こう園子に言うのだった。
「身体の動きがいいから」
「確かに。体力も」
「ライダーの人達と会う前は」
「もっとすぐにへばっていて」
「そんな風だったのが」
 それがというのだ。
「今はね」
「速く走ることが出来て」
「その距離もね」
「増えてますよね」
「やっぱりライダーの人達と訓練をしていて」
「私達強くなってるわね」
「体力がついて」
「身体の動きもよくなってるわ」
「そうよね、私も」
 樹も走りながら言う、六人共実際にかなりいい感じで走っている。
「前はもっと遅くて」
「走る距離もね」
「今頃限界だったのに」
 それがというのだ。
「それがね」
「この通りね」
「今こうして走られて」
「変わったわね」
「本当に」
「そうなったのは」
 風は樹にも話した。
「ライダーの人達との訓練の結果で」
「これからも強くなれるわよ」
 夏凛は先頭に出て言った。
「絶対に」
「そうよね、それはね」
 風は夏凛にも言ったがそれは言葉だけでなく微笑みもあった。
「一瞬一瞬でね」
「私達は本当に強くなっているから」
「だからね」
 それでというのだ。
「今以上に強くなって」
「それでね」
「モンスターとも戦って」
「勝っていかないとね」
「絶対に勝つわよ」
 強い声でだ、風は今度は勇者部の仲間達全員に言った。
「ライダーの人達と一緒に」
「勝てるかしらじゃないよね」
 今度は友奈は先頭に出て言った。
「絶対にね」
「そう、勝つのよ」
 風は友奈に答えた。 
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