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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第二百三十三話

楯無の義手の設計が終わり、図面をラボに送ってテラリウムから出た。

そのとき俺が始めに見たのは俺の肩を撫でている更識姉妹だった。

っていうか、シャツを脱がされていた。

「なにしてんのお前ら?」

「ん? 本音の所に来たら貴方の式神と本音が貴方をつついて遊んでたから」

と簪が眠そうに言った。

「へー。で、その二人は?」

「本音は晩御飯の準備中。貴方の式神もついていった」

「本音と虚さんってそういうのもやるの?」

「んー、花嫁修業?」

あ、そ…。

「で、さっきから一言もしゃべらず俺の肩をすりすりしてる痴女は?」

「失礼ね。あんまりも綺麗な切断面だから気になったのよ」

どうやら俺の義肢の接続部が気になったらしい。

「外科手術の類いじゃないからな、これ」

「そうなの?」

「吸血鬼の血で直したんだ。そのとき手足は捨てたよ」

コアのサイコミュを起動して、義肢を呼ぶ。

「あれ?」

義肢が無い?

現在、サイコウェーブのリミッターは5メートル。

つまり半径5メートル以内にサイコシャードは無い。

「あ、そういえば貴方の手足は橙ちゃんが持っていったわよ?」

あのクソ猫め…。

サイコミュ、リミッター解除。

「さて…クソ猫にお仕置きしないとな」

屋敷を覆うほどの範囲にサイコウェーブを放つと、俺の手足に感覚が宿った。

あとはメティス・サイトで…。

橙はどうやら食堂(例の和室)にいるらしい。

もうすぐご飯だしな。

どうやら稲荷も箒から出たらしい。

ロリ猫とロリ狐が向かい合ってる姿は尊い。

なお、義肢は橙の後ろだ。

サイコシャードを変形させて人工皮膜を破る。

そして、手足全てのサイコシャードを使い、『手』を大量に作る。

その数十八。

稲荷が気付いたようで顔を青くした。

安心しろ、お前には何もしない。

手を四つ使い、橙の両手両足を掴んで畳に押さえつける。

で、残った腕を橙の目の前に浮遊させる。

橙が何か喚いているようだが、聞こえんなぁ!

手をわきわきさせながら橙に近づけ……。

思い切り擽ってやる。

「さて、そろそろご飯だし行ってみようか」

服を展開し、飛行術式キャスト。








達磨状態でふよふよ浮きながら食堂へ。

近づくにつれ橙の笑い声が大きくなる。

「一夏、貴方なにかしてるの?」

「してるよー」

刀奈が襖を開けると、畳で橙が虚ろな目で笑いながらのたうち回っていた。

全ての手を集めて形成し、手足に戻す。

「俺の手足を持っていって、何か言うことは?」

「もうしまひぇん…ゆぅしてましゅたぁ…」

「うむ、よろしい。罰としてお前抱き枕な」

「ふぁぁい…❤」

手足に予備の皮膜を被せる。

座布団に座り、黒猫の姿に戻った橙を膝に乗せる。

「ん? どうしたお前ら?」

楯無含む周りの奴等がおかしな目で見ていたので訪ねてみた。

「き、鬼畜だ…鬼畜が居る…!」

「おい楯無。お前だけにゃ言われたくねーぞ。
朱美さんと並んだらマジで犯罪だろうがお前」

あ、それと。

「楯無。お前の義手完成したぞ」

「義手?」

「おう。サービスだ。今晩オペやるぞ」

サイコシャードの義手でキュッとグッドサインを送る。

「その義手ってお前さんがつけてるような奴か?」

「あ、これは俺しか使えないと思う。ちゃんと機械式のやつだよ」

晩御飯は揚げ物だった。

肉、魚、野菜…色々ある。

ただ時々変な物が入ってるのは多分ロリsか本音の仕業だろう。

ブートジョロキアの素揚げとか誰が食うんだよ。

つかなんであるんだよ。ブートジョロキア。

「一夏、玉ねぎたべる?」

何故か隣に座る簪が玉ねぎの唐揚げを俺に差し出していた。

「言っとくが玉ねぎ食った程度じゃ死なんぞ。そも今は橙憑けてねぇし」

「マタタビでよっぱらうのにねぇ~」

ニヤニヤしてる束さんには想子塊を投げておく。

「ん」

と口に玉ねぎをねじ込まれた。

一口かじって、刺さっている爪楊枝を摘まむ。

ソースの酸味と玉ねぎの甘味がいい感じだ。

衣もサクサクしてる。

「あにすんだよ」

「一夏口ちっちゃい。かわいい」

「うっせ」









「あ、ブートジョロキアおいしい」

(正気か簪!?)
 
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