仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百七十五話 アマゾンの死闘その十三
「いいわね」
「はい、戦っていきます」
スフレもこう言ってだった、そのうえで。
戦闘要員だけでなくサポート要員もラストスパートに入った、怪人達は確かにもう出なくなり夜が明ける頃には。
一体もいなくなった、だがその時には。
立っている戦士達も僅かだった、それはアギト、G3X、ギルスの三人のライダーとハヤト、エミリア、クレアの六人だけだった。
そして後方でだ、クラウディアが残念そうに言っていた。
「最後の最後までエミリア様と共にいたかったのに」
「流石に限界ですね」
そのクラウディアにアガーテが言う。
「クラウディアさんも」
「いえ、わたくしはまだ」
「では立てますか、私は無理ですが」
「それは」
「だから無理でしょ」
「なら仕方ないです」
今度はリンとシュエメイが言った。
「もう充分戦いましたし」
「後は津上さん達に任せればいいのよ」
「安心して。あの人達は必ず勝つわ」
アーサーは澄んだ目でクラウディアに答えた。
「あの人達は強いから」
「そう言われますと」
「クラウディアさんも同意ね」
「そうですわ、ただ惜しくらくは」
「ハヤトさんが」
「あの男がエミリア様と共にいることは」
最後の戦いの時もというのだ。
「腹正しくて」
「だからもう諦めるべきだ」
マリアもクラウディアに言う。
「女同士ではどうしてもな」
「それも悪くないがのう」
マハーカーリーはその道を否定はしなかった、だがそれでもクラウディアに対してあえて言うのだった。
「あの二人はじゃ」
「絶対といいますの」
「わかっておるではないか」
「わかっていませんわ」
もっと言えば認めたくないのだ。
「そのことは」
「あの、いよいよです」
静がクラウディアに言うことはというと。
「はじまりますが」
「エミリア様の雄姿が見られますのね」
「そうなります」
実際にと言うとだ、既にだった。
三人のライダー達はそれぞれの最強フォームになっていた、そのうえでアギトはハヤト達に対して言った。
「じゃあね」
「はい、今からですね」
「最後の戦いをしようか」
「僕達が正面から攻撃を仕掛けるから」
G3Xも言うことだった。
「だからね」
「俺達はですね」
「それぞれスサノオの左右か後方に回って」
「攻撃をですね」
「仕掛けてね」
「そうして戦っていってだ」
ギルス、今はエクシードになっている彼も言った。
「そしてだ」
「勝ちますね」
「そうする、いいな」
「わかりました」
ハヤトが頷くとエミリアとクレアもだった。
頷いた、そうして六人はライダー達の言葉通りにショッカー首領の姿になっているスサノオとの戦いに入った。
スサノオは単眼から怪光線を放つ、そのうえで。
無数の気を放ちもする、その攻撃はかなり激しくハヤト達も苦戦した。だがここでクレアが二人に言った。
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