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星河の覇皇

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第七十一部第四章 引き継ぎその二十一

「俺達一般は枠限られれてもな」
「どんな奴でも十年いればなれる」
「候補兵士だったら遅くて七年」
 三年か七年で下士官になるのだ、下士官候補兵士は。
「そして候補学生だったら二年」
「候補学生はそのまま下士官になって四年で士官」
「そうもなれるからな」
「出世が速いのもいいな」
「連合軍はな」 
 義勇軍もこのことは同じなのだ。
「まあ階級上がっても給料はあまり変わらないけれどな」
「連合軍はな」
「しかし元々の給料がいい」
「だから有り難いな」
「本当にな」
 こう話す、そしてだった。
 ゲームを変えた、格闘ゲームだったがゲームをしている者は女性キャラを選んでそのうえで同僚達に対して言った。
「このキャラ強いよな」
「ああ、結構な」
「飛び道具持ってるし対空技もいいのあって」
「動きも速い」
「攻撃力は今一つでもだ」
 それでもというのだ。
「強いんだよ、このキャラ」
「だよな、このゲームで最強じゃないにしても」
「それでもな」
「強くて使いやすい」
「いいキャラだな」
「本当にな」
 最初の戦いはまずはパーフェクトで勝った、それからもだった。
 順調に勝っていく、そして。
 ゲームをしている彼は同僚達にあらためて言った。
「ノーミスで最後までいくな」
「一回もやられずにか」
「それでいくか」
「ラスボス倒すか」
「ラスボスも一本取られないでか」
「やってやるさ、ただこのゲームのラスボスはな」
 それはというと。
「鬼みたいに強いんだよな」
「そうなんだよな、どうも」
「このゲームのラスボス強過ぎるんだよな」
 同僚達も彼に応えた、ここは苦い顔で。
「大体このメーカーのラスボスそうだよな」
「滅茶苦茶強jくてな」
「勝つには一苦労だよ」
「本当にな」
「しぶといし必殺技は激強で」
「通常技も性能高くてな」
 格闘ゲームの用語を次々と出して話す。
「最後の最後で苦労するんだよな」
「詐欺みたいに強くて」
「そのラスボスにも勝つか」
「ノーミスで」
「やってやるさ、どれだけ強くてもな」
 それでもというのだ。
「ラスボス倒すぜ」
「ああ、頑張れよ」
「確かにこいつ強いけれどな」
「それでもな」
「御前の腕だったら出来るな」
「御前だったら」
 是非にというのだ、そして。
 彼はゲームを順調に進めていた、すると。
 中ボスまで一気にいった、その中ボスについても同僚達は戦いがはじまる前のデモを観つつこうしたことを言った。
「こいつも強いよな」
「流石にラスボス程じゃないにしても」
「強いんだよな」
「動きが速いっていうかな」
「技のキレがいいんだよ」
 だから強いというのだ。
「まあラスボス程じゃないけれどな」
「あのキャラはまた強過ぎるからな」
「強いっていうか詐欺だ」
「あいつはな」
 このゲームのラスボスはというのだ。 
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