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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十五話 アマゾンの死闘その二

「そう思うと是非ですね」
「私達もどんどん歌わないとね」
「歌ってこそ」
 まさにとだ、今言ったのはスフレだった。
「人ですね」
「アンノウンにも他の怪人達にもこの力はないから」 
 尾室がこのことを話した。
「だからね」
「歌もですね」
「頑張ってね」
「その様に」
「この戦いもまた激しくなりますが」
 それでもとだ、クローディアはいつもの気品を兼ね備えた悠然とした顔で言ってきた。
「最後には勝っているのは私達です」
「そう言える根拠は何ですの?」
「私達が人間だからです」
 こうクラウディアに返した。
「ですから」
「人間だからですの」
「そうです」
「そう言われますと」
「答えになっていませんか」
「いえ、最初はそう思いましても」
 それでもと言うのだった、クラウディアも。
「答えになっていますね」
「そうですね」
「人間だからこそ」
「私達はこの世界でも勝ちます」
「それも絶対に」
「そうです、ではそろそろ武装しましょう」
 言ってすぐだった、クローディアはそれぞれの手に自身の武器を出した。そしてクラウディアもだった。
 ヴァリアントのスーツに自身の武器を装着した、それは他のヴァリアントの面々も同じであった。
 ハヤトはヴァリアントの姿になって津上に声をかけた。
「津上さん達もですね」
「うん、あと五分位になったら」
「その時にですね」
「もうその時には戦場に出ているから」
 アマゾン、そこにというのだ。
「だからね」
「その時にですね」
「変身するよ」
 そうするというのだ。
「その時に」
「じゃあその時にお願いします」
「そういうことでね」
「今からですね」
「アマゾンに出ようね」
「わかりました」
 ハヤトは津上の言葉に頷いた、そしてだった。
 戦士達は時間が近付くとそれぞれ船を降りてアマゾンの岸辺に停泊する船を護る様にしてアマゾンに布陣した、五分前にはだった。
 氷川と北條、尾室はもうそれぞれG3X、G3、G5になっていた。車の中で装着してそうなっていた。
「変身!」
 火野はアマゾンに降り立つとそのまま歩いた、そうしているうちにアナザーアギトになった。
 蘆原は両手を顔の前で交差させた、十本の指は獣の爪の様に曲げている。その姿勢で強い声で言った。
「変身!」
 蘆原にギルスの姿が重なった、そうして彼は仮面ライダーギルスとなった。変身すると共に獣の様な咆哮をあげる。
 津上もだった、左だを引いて腰の下にやりそこに右手を素早く持って来る。ベルトは既に彼の腰にある。
 そうしてからその右手を即座に前に突き出し引っ込める、それから再び右手を前にやるが今度はゆっくりだった。そうしてから叫んだ。
「変身!」
 この言葉と共に両手を頭の上で交差させ出ているベルトの横にやった。
 津上の身体が光に包まれそれが消えた時に仮面ライダーアギトになっていた、その姿になった時にだった。
 アンノウンの大群が出てきていた、アギトはその彼等を観てハヤト達に言った。 
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