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八条学園騒動記

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第五百二十話 クソゲーコーナーその九

「しっかり考えてるのよ」
「そうなんだね、それでゲームは」
「今からね」 
 まさにと言うのだった。
「紹介してくれるのよね」
「そう、これからね」
「おもちゃ屋さんも」
「そうだよ、ただね」
「ただ?」
「いや、そのお店はね」
 これから紹介するがというのだ。
「絶対にパレアナも前を通ってるよ」
「そうよね、あたしこの商店街よく通うし」
「それならね」
「自分でも意識しないうちに」
「そのお店の前通って」
 そしてというのだ。
「見てるよ」
「そうよね」
「絶対にね」
 そこはというのだ。
「間違いなくね」
「そうよね、じゃあね」
「これから紹介するにしても」
 それでもというのだ。
「見てるから」
「そのことはっていうのね」
「わかっておいてね」
「それじゃあね」 
 パレアナも頷いてそうしてだった。
 二人でその店に向かった、すると。
 すぐにだ、パレアナは右手に見えたゲームソフトの店の入り口を見てジミーに対してこんなことを言った。
「このお店がよね」
「そう、別店なんだ」
 ジミーもこう答えた。
「これから行くお店の」
「そうよね」
「確か今の店長さんの弟さんがやってるんだ」
「のれん分けみたいね」
「のれん分けというか」
「系列店ね」
「だってゲームソフトもね」
 これもというのだ。
「おもちゃだからね」
「広い範囲で言うとそうね」
「プラモデルもね」
「だからおもちゃ屋さんで扱ってるのね」
「そうだよ、まあプラモに特化してるなら」
 それの専門店はというと。
「プラモ屋さんになるけれど」
「それでそのお店は、なのね」
「二階はね」
「プラモ屋さんなのね」
「そうだよ、それでそのお店の一階は」
 そちらはというと。
「ゲームショップなんだ」
「そういうことね」
「まあ僕達が行くのはね」
「ええ、本店の二階の」
「ゲームセンターで」
 そこでというのだ。
「そこにはね」
「クロゲーが集まってるのね」
「それでサイトまで持っていて」
 その店のサイトである。
「何時どんなクロゲーが入ったかもね」
「宣伝してるのね」
「この地域のクソゲーマニアの間では有名なお店なんだ」
 そうなっていることもだ、ジミーはパレアナに話した。
「実はね」
「そうなのね」
「まあ僕はこの商店街にはじめて来て」
 その時にというのだ。 
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