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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百七十一話 ヴァリアントその七

「つまりは」
「はい、結構な数がいまして」
「その子達とだね」
「まず会ってもらいたいですが」
「うん、頼むよ」
 尾室はハヤトにすぐに言葉を返した。
「これからね」
「ではそちらにも案内します」
「あれ、ハヤト戻ってきたんだ」
 ここでハヤトと同じ緑の重厚な感じのダークグリーンのブレザーの制服を着た白いロングヘアに白い肌の小柄な少女が出て来た。
「早いね」
「ああ、今な」
「それでそっちの人達がだね」
 少女はすぐにハヤトと一緒にいるライダー達を見てこうも言った。
「仮面ライダーだね」
「そうだよ、この人達がな」
「やっぱりそうだね」
「貴女は女性ですね」
 北條はすぐにこう言った。
「服装はともかくとして」
「あれっ、わかったんですか?」
「はい」
「ハヤト、私のこと話したの?」
「いや、俺達の世界のことは話したけれど」
 それでもとだ、ハヤトは少女に答えた。
「それでもエミリア達のことは」
「話していないんだ」
「そうだけれどな」
「見てわかります」
 微笑んでだ、北條は少女にまた話した。
「おおよそ」
「ううん、そうなんですね」
「男性と女性では骨格が違いますので」
「一目瞭然だ」
 木野も話した。
「そうしたことはな」
「ううん、上手く化けているつもりですが」
「それでもわかる、それで君は」
「はい、エミリア=ハーミットです」
 少女はここで名乗った。
「ハヤトのパートナーです」
「そうか、宜しくな」
「こちらこそ」
「ちなみに王女です」
 ハヤトがエミリアのこのことも話した。
「こちらの世界の国の一つブリタニア連邦の」
「私達の世界で言うイギリスね」
 その国の名前を聞いてだ、真魚もわかった。
「つまりは」
「そうですね」
 ハヤトは真魚のその言葉に頷いた。
「要するに」
「そうよね」
「それでその国の王女で」
 ハヤトはあらためて話した。
「今は俺達と一緒に戦っています」
「私も戦えますから」
 エミリアは自分から手を挙げる様にして名乗った。
「宜しくお願いしますね」
「こちらこそ。それと」
 真魚はここでエミリアの後ろに二人の少女が出て来てまた言った。
「ハーミットさんだけじゃないのね」
「エミリアでいいです、それと一人では出てないです」
「やっぱりそうよね」
「二人一緒です」
「ああ、外で散歩していたんだな」
 ハヤトもその二人を見て述べた。
「そうだったんだな」
「そうだよ」
 エミリアがハヤトに明るい声で答えた。
「ただカレンちゃんとサクラはさっきお店をのぞいてて」
「少し後でか」
「来たんだ」
「あっ、ハヤト」
 今度はその少女から一人言ってきた。 
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