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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十八話 雨にも負けずその十一

「後は言うまでもないね」
「はい、もう」
 中島もこう返した、そしてだった。
 戦士達は訓練を続けた、そうしてある日の朝だった。
 この時ヨコハマは雨が降っていた、しかしその雨の中でだった。
 戦士達はグロンギ達を前にしていた、中華街から少し行った繁華街のところに彼等はいた。その彼等を見てだった。
 太宰はやれやれといった顔で傘をさしつつ話した。
「戦いは何時起こるかわからない」
「前に話した通りだな」
 国木田も傘の下で言う。
「まさにな」
「そうだね、けれどね」
「グロンギ達が出て来た」
「それならね」
「戦うしかない」
 国木田の今度の言葉は強いものだった。
「そうだな」
「わかっているよ、それじゃあね」
「今からね」
「はじめるぞ」
「では全員戦いに入る」
 福沢は悠然と前に出て戦士達に告げた。
「そしてグロンギ達を全て倒してだ」
「勝ちますね」
「それのみだ、敵は我等だけを狙っている」
 それは動きを見れば明らかだった、街には目をくれずただひたすら彼等にだけ数を頼みに迫って来る。
 その彼等を見てだ、福沢は言うのだ。
「ならだ」
「はい、今から」
「敵を倒すことに専念する」
 福沢は五代にも告げた。
「全員でな」
「それでは」
 五代はここで変身した、そうして仮面ライダークウガになり。
 構えを取った、ここで中島もだった。
 その手足を虎のものに変えた、そうしてだった。
 戦士達は二人が前に動くと同時にグロンギ達に向かった、ここで江戸川がグロンギの大群を見つつ言った。
「接近戦担当は接近、遠距離戦担当は援護に専念するといいよ」
「今の戦いはか」
「そう、敵は前からしか来ないから」
 繁華街の通りの、というのだ。
「だからね」
「前にだけ専念してか」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「戦っていこう」
「わかった、ならだ」
 一条はライフルを構えた、そしてだった。
 狙いを定めてグロンギ達を撃っていく、そうして一体一体だった。
 確実に倒していく、江戸川はその一条個人にも話した。
「そう、一条さんはね」
「こうしてか」
「戦っていって、敵の数は多いけれど」
 それでもというのだ。
「本当にね」
「前からしか来ないか」
「お店の上から来るのがね」
 繁華街の左右に連なっているそこからというのだ。
「ビルもあるし」
「それが常道でもか」
「今のグロンギはね」
「知能がないからだな」
「そうしてこないよ、だったらね」
「我々は逆にか」
「そうして戦ってもいいしね、特に」
 江戸川はここでクウガ、中心に立って戦っている彼に対して告げた。
「五代さんはね」
「特にだね」
「うん、五代さんはもう思うがままにね」
 彼のというのだ。
「戦ってくれていいから」
「そうしていいんだ」
「お店の上から攻めてもマシンを使ってもいいし」
 どうしてもというのだ、まさに。
「そうしてね」
「戦っていって」
「どんどんグロンギ達を倒していって。ただ」
 江戸川はクウガにさらに告げた。 
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