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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十八話 雨にも負けずその三

「変身したら大量の消耗が激しいから」
「その為にだね」
「長い時間戦えないから」
 それでというのだ。
「あまり変身出来ないんだよ」
「だからさっきの訓練でもだね」
「変身しなかったんだ」
「そういうことだね」
「けれどね」
 晶子がここで五代に尋ねた。
「ライダーの人は他にもいるね」
「うん、それぞれね」
「あんた達の話だと何十人もね」
「いてそれぞれね」
「最強フォームを持っていたりするよ」
 持っていないライダーもいるのでだ、五代はこう話した。
「そしてそのフォームはね」
「変身すると体力消耗が激しいね」
「うん、ただ俺のアルティメットフォームは」
「そのフォームの中でも強くて」
「変身した時の体力消耗が激しいんだ」
「力が強いだけに」
「変身して戦えるのは数分だよ」
 クウガのアルティメットフォームになった時はというのだ。
「精々ね」
「本当に強い力なんだね」
「だからこそね」
 まさにとだ、また言う英雄だった。
「俺はさっき変身しなかったし」
「これからもだね」
「戦わないよ」
「いざという時以外は」
「そうしていくから」
 このことを話すのだった、そしてだった。
 五代は訓練を続ける中でアルティメットフォームにはならずそのうえで異能力者達との訓練を続けた、そうして日々を過ごしていると。
 中島がある日の訓練の後で言った。
「何か自然と」
「動ける様になってきたよね」
「はい、本当に」
 こう谷崎に答えた。
「以前よりもずっと」
「連携もね」
「出来ているっていう感じがしますし」
「そうだよね」
「それにです」 
 さらにと言うのだった。
「動けるだけじゃなく場所全体が見えてきた」
「そんな感じもね」
「してきましたし」
「戦いをその肌で知るとだ」
 それでとだ、福沢が中島に話した。
「戦場全体も見える様になる」
「そうなんですか」
「経験を積むとだ」
 戦いのそれをというのだ。
「自然と動けるだけでなくだ」
「場所もですね」
「見えてきてそしてだ」
「その分ですか」
「これまで以上に戦える様になる」
 そうなるというのだ。
「訓練も然りだ」
「あっ、今の僕達の訓練は実戦さながらですしね」
 谷崎もここで気付いた。
「だからですね」
「それが出来てきているのだ」 
 そうなっているというのだ。
「実際にな」
「そうですか」
「まあ戦いもやってくとな」
 中原もこう言った。
「自薦とわかってくるさ」
「そうさね、あっちも最初の頃はね」
 紅葉も笑みを浮かべつつ言う。 
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