| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

星河の覇皇

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七十一部第一章 掃討作戦その十八

「今の時点ではです」
「はい、CICに出ている通りですね」
「そうです」
 まさにというのだ。
「順調です」
「そうなのですね」
「はい、後はです」
「攻撃時間になれば」
「その時はです」
「攻撃が開始されますね」
「ご安心下さい」
 こう八条に話した。
「そしてです」
「今司令が乗艦されている」
「超々巨大戦艦もです」
「実戦にですね」
「参加します」
「データによればです」
 八条はその超々巨大戦艦のことを話した。
「優にティアマト級巨大戦艦の力を超えています」
「その力で、ですね」
「攻撃対象となっている犯罪組織のアジトはです」
「一撃で」
「消え去ります」
 そうなるというのだ。
「データ通りならば」
「実際に動かしたうえでのテスト通りなら」
「そうなります」
「そうですね」
「ここまでは、ですね」
「はい、航宙中はです」
「順調でしたか」
「何の問題もなくです」
 まさにというのだ。
「進めることが出来ました」
「軍規模の軍勢の指揮もですね」
「つつがなくでした」
 データ通りにというのだ。
「進められています」
「では」
「後は兵器です」
 それの問題だというのだ。
「攻撃力、射程そして」
「正確度ですね」
「そういったものです」
 既に防御力の実戦テストは受けている、巨大隕石の直撃を敢えて受けてみたが何の問題も生じていない。
「それのテストです」
「ここまでは、ですね」
「成功していますので」
「後は、ですね」
「それだけです」
「わかりました」
 八条はリバーグの言葉に頷いて答えた。
「では」
「攻撃に移ります」
「状況は見守っています」
 国防省においてというのだ。
「そうさせて頂きます」
「宜しくお願いします」
「ただ、作戦自体はです」
 リバーグにも言うのだった。
「全てです」
「我々にですね」
「一任させて頂いています」
「有り難うございます」 
 リバーグは三次元モニターの向こうの八条に答えた。
「では」
「その様にですね」
「させて頂きますので」
「ご武運を期待しています」
「お任せ下さい、では」
「はい、作戦が開始すれば」
「全てをお見せします」
 実戦のそれをというのだ、こうしたことを話してだった。八条はリバーグとの話を終えてそのうえで彼の仕事に戻った。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧