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ヘタリア学園

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第七千七百六十二話  あらためて思うカナダ

第七千七百六十二話  あらためて思うカナダ
 カナダはアメリカと中国にWTOのことを言おうとして先に言われたことについてクマ二郎さんに言いました。
「ねえクマ五さん」
「ダリナンダアンタイッタイ(翻訳:誰なんだあんた一体)」
「君の飼い主のカナダだよ」
 まずはいつものやり取りからでした。
「それであらためて言うけれど」
「WTOのことだな」
「僕が言おうとしたらね」
「他の国が先に言うな」
「うん、これいつもだと思うけれど」
「お前が思うことは相手も思う」
 クマ二郎さんはこう指摘しました。
「そしてお前は動きが連中に比べて遅い」
「アメリカも中国も動き速いしね」
「ブラジルもな」
 政治や経済ではかなり動きが速い国々です。
「それでだ」
「僕はいつも遅れを取っているんだ」
「そうだ、あとEUも動いた」
 この地域もというのです。
 カナダが動く前に各国は動いてしまいます、そしてそのうえでカナダは遅れてしまうのがいつものことになっています。


第七千七百六十二話   完


                 2019・5・14

 
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