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星河の覇皇

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第七十部第二章 同士討ちその二十七

「今は」
「はい、私も今しがた気付きました」
「コーヒー、若しくはお茶があるとな」
「お菓子もですね」
「必要だな」
「絶対ではないが」
 それでもというのだ。
「必要だな」
「それではですね」
「何か出すか」
「何がありますか」
「チョコレートがある」
 アラガルは微笑んで趙虎に話した。
「チョコレート菓子がな」
「そのお菓子がありますか」
「クッキーがな」
「それはいいですね」
「少し中国茶には合わないか」
「いえ、合うと思って食べるとです」
 これがとだ、趙虎はアラガルに笑って答えた。
「これがです」
「美味いのか」
「はい」
 そうだというのだ。
「中国茶とクッキーもです」
「合うのだな」
「そうです」
 実際にというのだ。
「前にも食べたことがありますが」
「合っていたのか」
「はい、意外と以上に」
「それは面白いな」
「面白いですか」
「中国茶とチョコレートクッキーが合うか」
「そうなのです」
 こうアラガルに話す。
「これが」
「意外とか」
「流石に日本茶はどうかわかりませんが」
「そうか、ではな」
「部長もですね」
「三杯目はそれにするか」 
 中国茶にして、というのだ。
「クッキーとな」
「そうされてもいいかと」
「ではな、まあ流石にケーキとは合わないだろうな」
「チョコレートケーキですね」
「それとはな」
「そうですね、ケーキにはです」
 スポンジケーキだ、連合のケーキはスポンジケーキがメインであるのはエウロパと同じだがロシア風のクッキーの様なケーキもあのだ。
「紅茶やコーヒーですね」
「そちらだな」
「中国茶はです」
「やはり合わないな」
「そう思います」
 趙虎もこう答えた。
「私も」
「そうだろうな、やはり」
「特に冷えていますと」
 冷やした中国茶はというのだ。
「ケーキには合わないでしょうね」
「私もそう思う」
 アラガルも一言で答える。
「どうしてもな」
「そこは仕方ないですね」
「コーヒーか紅茶だな」
「どちらかですね」
「それか黒茶か」
 紅茶に近い味がするのだ。
「それだな」
「ケーキにはですね」
「そうなるな、青茶や黄茶もな」
「スポンジケーキには合わないですね」
「ケーキはよく食べられるがだ」
「共に飲むものは選びますね」
「酒だとワインだが」
 そのワインもとだ、アラガルは話した。
「赤ワインだな」
「そのワインが一番合いますね」
「甘口でも辛口でもいいがな」
「ワインは赤ワインですね」
「そうなるな」
「他はブランデーでしょうか」
「ブランデーはアイスクリームにも合う」 
 それにもというのだ。 
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