八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

「やっぱり駄目よね」
「そう、スポーツマンシップに暴力のことはね」
「さもないとね」
「嫌な思いをするから」　
　皆がだ。
「そうなるからね」
「だからよね」
「学校全体で厳しいんだ、しかしね」
「しかし？」
「うちの学校スポーツマンシップにも暴力にも厳しいけれど」
　ダオさんに難しい顔で話した。
「日本全体で言うとスポーツマンシップは守られていても」
「暴力についてはなのね」
「あるからね、特に顧問の先生からね」
「先生の暴力が問題なのね」
「日本で一番暴力の多い職種かな」
　そう思う、世の中の話を聞いていると。
「どうもね」
「生徒を殴ったり蹴ったりしてもなのね」
「許されるからね」
　勿論罵倒もだ。
「日本の体育会系ってそんなところあるけれど」
「その体育会系の悪い部分がなのね」
「そのまま出てね」
　体育会系の下品で野蛮で理不尽で暴力的な面がだ。
「やりたい放題になってるんだ」
「暴力教師の」
「セクハラもあるしね」
　生徒へのだ、本当に日本の学校の先生の質は悪い。
「酷い世界だから」
「暴力が尽きないのね」
「よくネットで動画も出てるよ」
　学校の先生が生徒に部活で暴力を振るう実際の場面がだ。
「そういうのもあるしね」
「何かと問題なのね」
「そうだよ、そして動画であげられるのなんてね」
　そんなとんでもない話がだ。
「ほんの氷山の一角だから」
「かなり多いのね」
「うん、出ていない事件が多いんだ」
　学校という閉鎖された世界の中で揉み消されてしまう、ネットが出るまではもうどんな状況だったか。
「僕の予想だけれどね」
「八条学園はそうでもないのに」
「他の学校は酷いところ多いよ」
　こうラブポーンさんに話した。
「このこと何度も話しているけれど」
「日本の学校の先生のことは」
「私立はましみたいだけれど」
　学校によるけれどだ。
「公立がね」
「学校の先生公立だと公務員よね」
「うん、そうなんだけれど」
　社会的な立場はこうなるけれどだ。
「組合があるからね」
「日教組っていう？」
「あの組合が酷いから」
　労働組合の中でも特に偏っていてしかも大きな組織の一つとのことだ、北朝鮮みたいな国を礼賛していた。
「そのせいでね」
「先生の不祥事も揉み消されるの」
「問題の多い先生も採用してね」
　縁故とかそういうのがないといいと本当に思う、どう見ても人に教えるべきじゃない先生があまりにも多くてだ。
「そうした先生が残るから」
「悪いことをしても」
「だから問題なんだ」
「そうした先生ばかりで」
「結構日本のスポーツもね」
「暴力があったりするのね」
「何しろ生徒を床の上で背負い投げしても捕まらないんだよ」
　一般社会なら確実に暴行罪だ、柔道の技が何故畳の上でするかは背負い投げにしても柔道の技が危険なので畳をクッションにするからだ。
「そんな世界だったらね」
「酷い先生が残って」
「酷い指導をしていくから」　
　まさにそのせいでだ。
「酷いことになっていくんだ」
「スポーツマンシップも危うそうね」
「実際に危ういよ」
　僕はその通りだと答えた。