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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション degrade

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Turn:20 俺の役目

 
前書き
協会本部でフォールされたファイターと戦い続けるソウジ
そんな彼の前にかつてミライと死闘を繰り広げた南雲ケントが現れる
ダークイレギュラーズの強力なスキルを前に苦戦を強いられるソウジ
はたして無事に勝利することが出来るのか 

 
ソウジは本部の入り口前で多くのフォールファイターと対峙していた
「アタック」
また一人と倒していく彼の額には汗が
「さすがに数が多いか、だが引くわけにはいかない、それが俺の役目だからな」
するとそんな彼の前に新たなフォールファイターが
「南雲ケントか」
かつてU-20でミライと激闘を繰り広げたケントがソウジの前に立ちはだかる

Turn:20 俺の役目

「ライド、リスティヒ・ヴァンピーア」
「ライド、デュナミス・メサイア、更にヴィラストス・メサイアをコール、ヴィラストスでアタック!」
ヴィラストスがリスティヒの上空スレスレを滑空し衝撃でその体を吹き飛ばした
【愛着のサキュバス】トリガーなし
「ネオンメサイア・アウリオンのブースト、デュナミスでアタック、ドライブチェック」
【サクリファイス・メサイア】トリガーなし
デュナミスの前脚が振り下ろされリスティヒがその場に崩れ落ちる
【多感のサキュバス】ヒールトリガー
「っち、回復したか」
立ち上がったリスティヒがデュナミスを見据える
「ライド、ブレンネン・ヴァンピーア、更に妬心のサキュバスをコール、登場時の効果で山札の上五枚を確認し、その中から深闇を持つグレード1以上のカード2枚をソウルへ、絶縁の堕天使 アクラシエルとヴェアティーゲル・イェーガー」
「イェーガーがソウルに入ったということは」
「その通り、スキルによりドロー、ブレンネン・ヴァンピーアで攻撃」
「ノーガードだ」
【ブレンネン・ヴァンピーア】トリガーなし
ブレンネンの攻撃が翼を掠めよろめくデュナミス
【サクリファイス・メサイア】トリガーなし
「ディレンジのブーストした妬心のサキュバスで攻撃」
よろめいたデュナミス目がけて妬心のサキュバスが腕を振り上げる
「ぐっ」
振り下ろされた爪の攻撃でデュナミスが地面にたたきつけられる
【ブリンクメサイア】クリティカルトリガー
「パワーアップが無駄になったな」
「俺もファイターの端くれ、この程度のことで今更へこむものか、ライド!メタレイア・メサイア!ヴィラストスを後ろへ、ミィーガーをコール」
登場したミィーガーはすぐさま猛スピードでブレンネンに向かっていく
「トリガーの乗っていない攻撃など」
悪夢の国のダークナイトが剣を振り下ろしてミィーガーを食い止めた
「アウリオンのブーストしたメタレイアでアタック」
拳を振り上げたメタレイアがダークナイトの真上を超えブレンネンに向かっていく
【イディアルエゴ・メサイア】トリガーなし
メタレイア・メサイアが拳を振り上げブレンネンに殴りかかる
【罪を灌ぐ者 シャルハロート】
ブレンネンは立ち上がると無表情のまま口元を拳で拭ってメタレイアを見据えた
「ライド、夜明けへと進む者 シャルハロート」
赤髪を靡かせる吸血鬼
その姿は知っているものと異なっていた
「新たなシャルハロートか」
「ヒステリック・シャーリーをコール、スキルによりソウルチャージ」
ソウルにアクラシエルが置かれる
「(ソウルにアクラシエルが2枚か、あのユニットは確かソウルにある同名カードをバインドするとドロップゾーンから回収できる、ということは最低2回使いまわせるか)」
「夜を進む者でアタック」
「ノーガードだ」
【リスティヒ・ヴァンピーア】トリガーなし
【多感のサキュバス】ヒールトリガー
「ダメージ1回復、パワーは妬心のサキュバスへ」
「くっ」
メタレイア・メサイアの胴体めがけてその鋭い爪を振り下ろして切り裂くシャルハロート
【ヴィラストス・メサイア】トリガーなし
「ディレンジのブーストした妬心のサキュバスでアタック」
ハートを象った青い気がメタレイアに襲い掛かる
【アレスター・メサイア】トリガーなし
「ターン終了時、妬心のサキュバスをソウルに置いて夜明けへと進む者のスキル、相手は自身のリアガードを一体選んで退却」
「っち、ミィーガー・メサイアだ」
ユニットを減らされただけでなく今のスキルで前列のユニットを逃がした
ソウジの呪縛に対抗するためのプランだ
「ライド、オルターエゴ・ネオ・メサイア、ストライドジェネレーション、創世竜 インテグラル・メサイア」
創世竜が輝く光がシャルハロートを照らす
光に弱いヴァンパイアであるシャルハロートは苦しげに表情をゆがめ一歩下がった
「ストライドスキル、アレスター・メサイアをコールしディレンジとアウリオンを呪縛、サクリファイス・メサイアをコール、サクリファイス・メサイアのブーストしたアレスターでアタック」
アレスターの放った火球がシャルハロートを直撃する
【罪を灌ぐ者 シャルハロート】トリガーなし
「アレスターのスキルで自身を呪縛、更にサクリファイスのスキルで自身を呪縛、ヴィラストスにパワー+3000」
ヴィラストスがサクリファイスのスキルによる加護を受けて声を上げる
「インテグラル・メサイアでアタック、スキルによりこちら側の呪縛カードを解呪、3体解呪したのでソウルチャージ、1枚ドロー、アウリオンが解呪したことによりさらに1枚ドロー、ヴィラストス・メサイアにパワー+5000」
「ノーガードだ」
「トリプルドライブ」
【デュナミス・メサイア】トリガーなし
【ミィーガー・メサイア】トリガーなし
【超絃理論の愛し子】ドロートリガー
「1枚ドロー、パワーをアレスター・メサイアへ」
インテグラル・メサイアの放った光がシャルハロートを飲み込んで大きく後退させる
【夜明けへと進む者 シャルハロート】トリガーなし
「アレスター・メサイア」
「ジェネレーションガード、偽りの闇翼 アグラト・バト・マラト、2枚ソウルチャージ」
「ヴィラストスでアタック」
「リスティヒでガード、スキルにより手札のブレンネンをソウルに置きアクラシエルをソウルから手札へ」
ダメージは4対3と若干ソウジの分が悪い
「だが、オルターエゴ・ネオ・メサイアの効果で2枚ドロー、手札はこちらが勝っている」
「手札など………いくらでも削れる、ストライドジェネレーション、常闇を裂くもの ブレダマオス」
鎌を構えた死神が創世神を見据える
「ブレダマオスか、だがそのユニットは手札消費が激しい、こんなタイミングで使って大丈夫か」
「問題ない、まずは夜明けへと進む者のストライドスキル、2枚ソウルチャージ、今ソウルに入った罪を灌ぐ者を手札へ、手札のアクラシエルをソウルへ」
必要な手札を確保するためのプレイング
だが完全ガードのアクラシエルをわざわざソウルに送った理由がわからない
「愛着のサキュバスをコール、スキルによりソウルチャージし2枚ドロー、手札からアクラシエルを捨てる」
「っち、さっきソウルに送ったのはそのためか」
アクラシエルをソウルからバインドしたケントは捨てたアクラシエルを手札に加えた
「ヴェアティーゲル・イェーガーのスキルでソウルチャージ、このユニットを手札に」
ブレダマオスのスキルは強力だが手札を減らしてしまう
そのデメリットを回避するためにアクラシエルや愛着のサキュバスを利用した
「(あのイェーガーはストライドコストの代用として使えるカードだが………その使い道はないだろうな)」
おそらく狙いはもう一つの効果
「さらにコール、ヴェアティーゲル・ブリュンダーラー」
「(ブリュンダーラーは確かソウルの枚数だけパワーアップするユニット、今ソウルは11枚でそのうちグレード0が4枚、仮に手札からソウルに入れるのが両方グレード0でなかった場合合計は9枚、ということは………)」
合計パワーは推定で16000、シャルハロートと合わせて27000
「(枚数が足りないからシャルハロートの深闇※の心配はしなくていいが、とはいえ)」
※ソウルが10枚以上でアタックしたとき自身のパワーを+5000してグレード0でガードできなくなる
「愛着でアレスター・メサイアにアタック」
インターセプトのユニットを潰されさらに苦しくなるソウジ
「ブレダマオスでアタック、スキル発動、手札からイェーガーと愛着のサキュバスをソウルへ、シャルハロートとブレダマオスのパワーを+5000」
「ノーガードだ」
ブレダマオスが鎌を振り上げ衝撃波を放つ
【ブレンネン・ヴァンピーア】トリガーなし
【ヴェアティーゲル・ブリュンダーラー】トリガーなし
【ヒステリック・シャーリー】ドロートリガー
「パワーはシャルハロートへ、1枚ドロー」
ブレダマオスの放った衝撃波がオルターエゴ・ネオ・メサイアを切り裂く
その巨体が揺らいでオルターエゴ・ネオ・メサイアは地面に落下する
「ブレダマオスで再アタック」
「ジェネレーションガード!終焉に灯る闇 ラクスカリーナ!スキルでヴィラストスとブリュンダーラーを呪縛、更にサクリファイスを自身のスキルで呪縛」
2体のユニットが呪縛される
ブリュンダーラーが呪縛されたことでシャルハロートの攻撃時のパワーは下がっているが
「更にカウンターチャージ、ネオ・メサイアのパワーを+3000!」
「これは………なるほど、自陣をすべて呪縛することでシャルハロートのスキルを封じてきたか」
「ブリンクメサイアも続け!」
ブリンクメサイアがラクスカリーナの肩にとまって力を放った
これで1枚ドライブのブレダマオスは攻撃を通すことが出来ない
【悪夢の国のダークナイト】クリティカルトリガー
「効果はすべてシャルハロートに、やれ!シャルハロート!」
オルターエゴ・ネオ・メサイアめがけて向かっていくシャルハロート
「超絃理論の愛し子でガード!」
飛び出した超絃理論の愛し子が真剣な眼差しでシャルハロートに向かっていく
シャルハロートの振り下ろした爪に切り裂かれ無残にも散ってしまうが身を呈した行動によってメサイアを守った
「ターン終了時、ディレンジとブリュンダーラーを解呪、夜明けへと進む者のスキルで、リアガードのシャルハロートをソウルに送り相手リアガードの退却と、ソウル8枚以上によりカウンターチャージ」
「だがこちらに退却するユニットはいない、一気に勝負を決めさせてもらう!ストライドジェネレーション!創世竜 ハーモニクス・ネオ・メサイア!」
調和と再生の化身である創世神が姿を現しシャルハロートをまばゆく照らす
「ストライドスキル、超絃理論の愛し子をコールし呪縛、愛着のサキュバスを呪縛、デュナミス・メサイア、アレスター・メサイアをコール」
ユニットを並べて勝負を賭けてきた
ダメージは5対3、勝負が長引けばソウジが不利だ
だからこそソウジは一気に勝負を決めに行った
「アレスター・メサイアでアタック!」
「ヒステリック・シャーリーでガード」
ヒステリック・シャーリーが悲鳴を上げアレスター・メサイアの攻撃をかき消した
「アレスターのスキルで自身とデュナミス・メサイアを解呪!ハーモニクス・ネオ・メサイアでアタック!」
ハーモニクス・ネオ・メサイアが自身の放つ光を体の前へ集めていく
「ハーモニクス・ネオ・メサイアのジェネレーションブレイク3!呪縛カードをすべて解呪!解呪した自身のカードすべてにパワー+5000!1枚につき自身のパワーを+5000!さらに5枚以上解呪したことでグレード1以上ではガードできない!」
「(こちらのダメージは3………)ノーガードだ」
【メタレイア・メサイア】トリガーなし
【ブリンクメサイア】クリティカルトリガー
【アステロイド・ウルフ】クリティカルトリガー
「なにっ!ダブルクリティカルだと!?」
これによりハーモニクス・ネオ・メサイアのクリティカルは3
ヒールトリガーが出なければソウジの勝利となる
【妬心のサキュバス】
【ヴェアティーゲル・イェーガー】
【独眼のサキュバス】

「こんな、ことが………」
倒れたケントの体から根絶者の瘴気が抜けていく
「うっ………」
頭を抱えながら起き上がるとソウジの姿を見て目を丸くする
「お前は確か普及協会本部長の息子の………」
「伊吹ソウジだ、もっとも、この状況においては、危機に立ち向かう一人のファイターでしかない」
そういってソウジが周囲のフォールファイターを見回す
まだ結構な数が残っている
「大変そうだな、よくわからんが俺も手を貸すぞ」
「助かる」
二人が背中合わせに立ってデッキを構える
「「スタンドアップ!」」
「ザ!」
「「ヴァンガード!」」 
 

 
後書き
次回予告
「しかし妙なものだな」
「何がだ」
「吸血鬼は噛みついたものを闇に貶める、吸血鬼使いの俺が、こんな軍団に立ち向かうとは」
「確かに、皮肉じみているな」

turn:21 クレストロード

「どうしたんだいアム?なんか様子が変だけど」
「なんか今一瞬すごく腹が立ったわ」 
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