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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百三十八話 神話と悪人その十四

 戦士達は森の中に攻撃を繰り出しつつ切り込みその中に残っていたゴッドの怪人や戦闘員達に攻撃を浴びせた。もう森の中に残っているゴッドの戦力は少なく勝敗は一瞬でついた。だがその決着の後で。
 イクサは仲間達に強い声で告げたのだった。
「まだです」
「スサノオ、ですね」
 静がイクサに応えた。
「まだ出てきますね」
「そうです、おそらく」
「だからですか」
「緊張と解いてはいけません」
 勝った、だがそれでもというのだ。
「決して」
「わかりました」
「勝ったことは勝ったけれど」
 リンは実際に警戒を解かずに述べた。
「何か出てきそうな」
「そんな気配がするな」
「ええ、実際にね」
 サガにもこう答えた。
「こうした時こそね」
「ブーフヒュレは解きませんし」
 シュエメイもこう言うのだった。
「武器も出来るだけ」
「皆持っていて」
 アーサー自身その手には剣が今もある。
「スサノオは来るわ。そもそもこの戦いは」
「主の原書にはですね」
「書かれていない。予言とは違う戦いで」
 マーリンにもこう答えた。
「何が起こるかわからないから」
「余計にですね」
「注意が必要」
 そうしたものだからだというのだ。
「このまま警戒を解かない」
「そうすべきですね」
「絶対に」
「あいつは出て来るから」
 紅のキバは確信している声で言った。
「皆このままでいて。若し戦闘になったら」
「その時はですね」
「恐ろしいまでの強さだから」
 それ故にというのだ。
「気をちつけておいて」
「はい」
 マーリンはキバに強い声で頷いた、そうしてだった。
 戦士達は戦いが終わってもまだ身構えていた、ブーフヒュレも解かずに。
 そして実際にだった、戦士達に対して声が来た。
「さて、最初の本格的な戦いは君達の勝利に終わったが」
「やはり出て来たか」
 サガはその声の方に顔を向けて言った。
「そうだと思っていたがな」
「予想が当たり嬉しいかね」
「今更そう思うものか」
 これがサガの返事だった。
「これで何度目だ」
「だからなのか」
「そうだ、それで今回もか」
「そうなる。私はだ」
 まさにと言うのだった。
「今から諸君等にあらためて挑戦を宣言したい」
「あらためて、ですか」
 静はスサノオのその言葉にその整った目をきっとさせた。
「そうされますか」
「如何にも。既にメドヘンの諸君には戦いを挑むことを宣言したが」
「あらためて、ですか」
「決戦を仕掛けることを言いたい」 
 今よりというのだ。
「そうしたい」
「そうですか」
「三週間後場所はこの東京の近くにあるテーマパークだ」
「ここの近くのテーマパークっていうと」
 葉月はスサノオの今の言葉ですぐにわかった。 
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