| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百三十八話 神話と悪人その十三

「それだけ鍵村葉月が強くなっているということじゃ」
「そうなりますね」
「そしてわらわ達もな」
 マハーカーリーは怪人達を次々と倒しつつラヴェーナに述べた。
「これまでは一対一でようやくだったというのに」
「はい、今では」
「何体か一度でもな」
「戦えていますね」
「しかも勝っておる」
「それだけ強くなったということですね」
「その通りじゃ、ではな」
 トカゲバイキングを真っ二つにし爆発させて倒してからだ、ラヴェーナはヒトデヒットラーも倒して述べた。
「このまま戦っていくか」
「今は」
「鍵村葉月の城の護りを受けつつな」
「そして機が来れば」
 マーリンは軍師としてそこからのことを考えた。
「その時は」
「森の中に突っ込もうね」
 紅のキバが言ってきた。
「その時が来れば」
「はい、そしてですね」
「戦いを終わらせよう」
「それでは」
 マーリンはキバに応えた、そしてだった。
 戦士達は頂上に護られつつ戦い続けた、葉月が休み城がなくなっても基本的な戦術は同じだった。その戦いが一日続き。
 ゴッドの怪人達が減ってきた、アーサーはその状況を見てだった。
 今は自身の隣にいるサガに顔を向けてそうして問うた。
「あの」
「もうだな」
「機だと思いますが」
「俺もそう思う」
 サガはアーサーに頷いて応えた。
「ではな」
「これから一気に」
「森の中に入ってだ」
 そのうえでというのだ。
「勝敗を決しよう」
「では全員」
「いいか、前に向かうその間もだ」
 突撃するその間もとだ、サガは少女達に話した。
「攻撃は続ける」
「そうしてそのうえで」
「森の中にいる怪人や戦闘員達を倒す」
 その彼等をというのだ。
「そしてだ」
「森の中に入って」
「その中に残っている敵を倒す」
 その全員をというのだ。
「そうしていこう」
「空から攻撃出来る娘は急降下して飛び込んでくれるか」
 次狼は獣の様な構えになって少女達に言った。
「そうしてくれるか」
「空からもですね」
「森に入って欲しい」
「あっ、私箒にも載れる様になったんで」
 葉月は次狼に右手を挙げて話した。
「それなら」
「そうか、それじゃあな」
「今からですね」
「空から攻められる娘は攻めてくれ」
 次狼はまた葉月に話した。
「是非な」
「そうさせてもらいます」
「では皆さん、陸と空からです」
 静も身構えている、かぐや姫の原書の姿で。
「攻撃に移りましょう」
「いよいよね」
 有子は小柄な身体からは不釣り合いまでに巨大な鎚を手にして言った。
「決める時ね」
「そうですね、では」
「森の中に飛び込もうね」
 舞とさちが有子に続いた。
「そして残っている敵を一掃して」
「戦いを終わらせましょう」
「長い戦いだったけれど」
 それでもと言う有子だった。
「遂に終わる」
「こんな戦いはさっさと終わらせてな」 
 それでとだ、カザンも言ってきた。
「寝ようね」
「殆ど寝てないっすしね、この一日」
「それなら」
 シャルルとモリーも言ってきた。
「ここで一気に」
「攻めるっすよ」
「そうするか、じゃあやってやるぜ」
「では」
 カザンに続いて静も身構えた、そうして。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧