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全ては図鑑の為に

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第一章

                全ては図鑑の為に
 北原当麻と又吉一雄は北原の神託を受けて今はアフリカ上空にある浮島の一つオラゴン島に来ていた、この島はケニア上空にありアフリカ上空とその近辺の海域上にある浮島の中では特に大きい方である。
 この島の通称をモンスターアイランドという、それは何故かというと。
「この島はこの世界のあらゆるモンスターが集まるでごわす」
「確かジオンゴ君の大好きな場所ですね」
「彼はあれでござる」
 北原は広大なサバンナを歩きつつ又吉に応えた。
「この島のモンスター達と親しんで、でごわす」
「彼等の力を身に着けていっていますね」
「野生児はあらゆるモンスターの特技を身に着けられるでごわす」
 それが野生児という職業の特徴であり強みなのだ、その為ジオンゴは彼の神具であるスライムと共に無限の可能性を秘めていると言われている。
「それが出来る場所でごわすよ」
「確かに。多いですね」
 又吉はサバンナの中に棲息しているモンスター達を見つつ述べた。
「数も種類も」
「獣もいるでごわすな」
「様々な」
「この島にいないモンスター、獣はいないでごわす」
「地形や気候に関わりなく」
「様々な地形や気候も存在しているでごわす」 
 サバンナだけではないのだ、二人が今いる。
「それだけにでごわす」
「危険な場所でもありますね」
「観光地でもあるでごわすが」
 あらゆるモンスターや獣が観られるからだ、また一つの島にいてそれでいて様々な地形や気候を観ることも出来る。
「しかしでごわす」
「ドラゴン等強力なモンスターもいますし」
「高位の天使や悪魔まで遊びに来てでごわす」
「気まぐれに人を攻撃してきますね」
「ここは治外法権の場所でごわす」 
 天界や魔界の法も及ばない場所だというのだ。
「だから天使や悪魔もハメを外して」
「酔ったりしていますと襲ってきますからね」
「だから怖いでごわす」
「その為人が住んでいる場所も限られないですね」
「そうでごわす」
 そうした場所だというのだ。
「だからでごわす」
「我々も用心が必要ですね」
「さっきベリアルとアスモデウスに絡まれたでごわすな」
 どちらも魔王の中でもかなり位が高い、サタンの側近中の側近とも同志達とも呼ばれるまでの者達だ。
「酔った彼等に」
「その前はミカエルが剣抜いてきてガブリエルに仲裁を受けましたし」
「下手に歩いているとでごわす」
「我々も、ですね」
「大変なことになるでごわす」
 絶大な力を持つ星の者達でもというのだ。
「ジオンゴ君には遊び場でもでごわす」
「我々にとってはですね」
「死地でごわす」
 北原はこう言い切った。
「だから今から島で唯一安全な街に行くでごわすが」
「そこに北原さんの神託があるからですね」
「そうでごわすが」
 それでもとだ、北原は言うのだった。
「まさか島のど真ん中に来るとは思わなかったでごわすな」
「この島は転移の術を使っても何処に来るかわからないのですね」
「島全体にい特殊な結界がかけられているでごわすからん」
 その為になのだ。
「転移の術も街に行こうとしてもでごわす」
「何処に行くかわからない」
「全く以て大変な場所でごわす」
「本当にそうですね」
 二人はこうした話をしつつだった、そのうえで。
 多くのモンスターや獣達を倒しつつだった、街に辿り着いた。その街に着いて神託を探していると。
 街を歩いている二人にゴブリンの老人、学者の身なりをした彼が来てそのうえでこう聞いてきたのだった。 
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