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ドリトル先生と日本の鉄道

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第七幕その八

「わからない位だね」
「また格好いいし」
 ホワイティはこう言いました。
「そのプラモが」
「そして戦車とか戦闘機とか戦艦もで」
 ダブダブは実際の兵器のことを考えました。
「凄いのよね」
「そして列車砲のプラモもあるし」
「それならね」
 チープサイドの家族もお話します。
「是非共ね」
「プラモ部の人達にも聞いてみようね」
「うん、そして軍事研究会の人達にも。ただ」
 ふとこうも言った先生でした。
「うちの大学って八条家が海軍と縁が深くて今も自衛隊にものを売ってるから」
「ああ、日本軍だね」
「そちらが好きな人が多いっていうのね」
「その傾向があるかも知れないって」
「うん、日本軍マニア自衛隊マニアっていうか」
 ミルクティーを飲みつつの言葉です。
「そんな人が多いかな」
「日本軍は列車砲少なかったわね」
「先生そのお話もしてたね」
「そういえば」
「昔の日本軍は航空機が多かったんだ」
 列車砲は少なくてというのです。
「陸軍も海軍もね」
「どっちもなの」
「海軍は当然だけれど」
「陸軍も航空機が多かったんだ」
「そうなんだ、とにかく数も種類も多くて」
 大日本帝国陸海軍の航空機はです。
「凄く好きだったのは間違いないしね」
「軍隊自体が」
「航空機が好きで」
「列車砲は少なかったの」
「日本は海に囲まれて山が多いね」
 このことは先生達もよく知っています、日本独特の地形です。
「それだと航空機がいいからね、しかも長く飛べる」
「ううん、成程ね」
「だから列車砲は少なくなって」
「航空機に力を入れていて」
「数も種類も多かったの」
「プラモでも凄く出ているよ」
 日本軍の航空機のそれはというのです。
「自衛隊のものも含めてね」
「それでだね」
「うちの大学のプラモ部や軍事研究会の人達も日本軍や自衛隊が好きな人が多い可能性が高くて」
「列車砲についてはどうか」
「その不安はあるの」
「列車砲はアメリカ軍にも多くて」
 そしてというのです。
「有名なのはドイツ軍だけれど」
「あの国ね」
「ドイツは平地が多いし」
「あの時のドイツ軍は凄く強かったわね」
「それで軍服や兵器は人気だけれど」
 それでもというのです。
「いてくれたら嬉しいね」
「うちの大学にもドイツ軍ファンがね」
「軍事研究会やプラモ部に」
「いそうだけれど」
「ドイツ軍は人気があるから」
「そこは実際に行ってね」
 そしてというのです。
「会ってね」
「確かめないとわからないね」
「ドイツ軍に詳しい人がいるかは」
「そのことは」
「それからだね、しかしうちの大学というか八条グループは」
 八条大学のある八条学園を運営しているこのグループ自体がというのです、先生はそこから考えるのでした。 
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