| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条学園騒動記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百九十四話 水泳の後はその一

               水泳の後は
 七美は水泳部に所属している、この水泳部は結構以上に熱心な部活で七美も朝も放課後も頑張っている。
 だがその中でだ、七美は放課後の部活の後で部活仲間に帰り道で言った。
「たっぷり泳いだ後って身体全体が疲れて」
「そうなのよね」
「あまりにも心地いい疲れでね」
「眠くなるのよね」
「そうなるから」
「それがね」
 どうもと言うのだった。
「困りものよね」
「ここからアルバイトがあったりね」
「予習復習もあるから」
「後で睡魔と戦うことがね」
「きついのよね」
「だからね」
 それでとだ、七美はクラスメイト達に話した。
「私いつもね」
「いつも?」
「いつもっていうと」
「お家に帰ったらコーヒーか濃いお茶を飲んでるの」
 そうしているというのだ。
「それで目を覚ましているの」
「ああ、それね」
「コーヒー飲むと目が冴えるから」
「だからなのね」
「そう、目を覚まして」
 そうしてというのだ。
「頑張ってるのよ」
「予習復習とか」
「そういうのに」
「アルバイトは立ち仕事だから」
 それでというのだ。
「眠くならないけれど」
「いや、立ち仕事でも眠くなるでしょ」
 部活仲間の一人がこう言ってきた。
「あまり眠いと」
「そうなの?」
「徹夜とかしたら」
 その時はというのだ。
「なるでしょ」
「そうなの。私はね」
「ならないの」
「別にね」
 そうだというのだ。
「ならないわよ」
「そうなの」
「それよりもね」
「お家に帰ったら」
「それで気持ちがほっとするのか」
 そのせいでかというのだ。
「一気に眠くなるの」
「そうなるからなの」
「コーヒーかお茶飲んでるの」
 家に帰ればというのだ。
「それから晩御飯とか作ったりね」
「お風呂に入ったりして」
「そうしてね」
「やってるのね」
「予習復習もね」
 それもというのだ。
「私してるわよ」
「つまりあれね」
 部活仲間はここまで聞いたうえで七美に言った。
「お家に帰るまでは七美ちゃん緊張してるのよ」
「だからなの」
「そう、眠くならなくて」
「お家に帰ったら」
「緊張がほぐれてね」
 そうなってというのだ。
「それでなのよ」
「一気に眠くなる」
「七美ちゃんはそうなのね」
「それでね」
 七美はさらに話した。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧