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八条学園騒動記

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第四百九十二話 再びざわざわその十一

「本当にだよ」
「ドラッグはするな」
「そういうことですね」
「そうだよ、あんなのやる奴はな」
 それこそというのだ。
「馬鹿だよ」
「そうですよね」
「そうとしか言えないですね」
「店長さんも言ってるしな」
 おじさんの先輩でもあり麻雀で名人の位にあるその人もというのだ。
「確実に破滅するからだってな」
「そう言うのが常識ですね」
「麻薬なんてしたら」
「そんなのに金使うなら」
 それこそというのだ。
「こうした場所で使った方が遥かにましだよ」
「ゲームをやる方が」
「その方がですね」
「ずっとな」
 それこそと言うのだった。
「本当にな」
「ですね、お金かけて自滅するとか」
「問題外ですよ」
「そうだよ、ギャンブルも危ないけれどな」
 雀荘、ギャンブルをしている店の人間として言うのだった。
「けれどな」
「ドラッグはですね」
「最悪ってことですね」
「そうだよ、あんなのしたらな」
「何もならず」
「破滅しますね」
「そうなるからな」
 だからだというのだ。
「あんた達もな」
「絶対にですね」
「しないことですね」
「そこはちゃんとしなよ」
 絶対にと言ってだ、そしてだった。
 おじさんはアルフレド、ビアンカと共に飲んでから二人と別れた。すると二人もこれでとなってだった。
「帰るか」
「そうね」
 二人でこう話してだ、そしてだった。
 店を後にした、そうして後は家で残りの日常を過ごしたのだった。


再びざわざわ   完


                2018・9・16 
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