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オズのエリカ

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第五幕その九

「私達はまた出発ね」
「そうよ、そうするわよ」
 アンが答えました。
「またね」
「それじゃあね」
 こうしてでした、十時のティータイムの後で。
 皆はまた冒険に入りました、そこでです。
 アンは煉瓦の道を進んでいて森を見て言いました。
「今思ったけれど」
「何かな」
「あの森に何かあるのかな」
「ええ、あの森に入ってね」
 臆病ライオンと腹ペコタイガーに言います、カドリング独特の赤い森を見てそうして言うのでした。
「お弁当の木があったら」
「ああ、そのお弁当をだね」
「お昼にしようってだね」
「思ったけれど」
「そうだね、お弁当もいいよね」
「そうだよね」
 二匹の獣はアンのその言葉に頷きました。
「それじゃあね」
「今日のお昼はお弁当だね」
「それにするんだね」
「そうしようかしら。丁度時間もね」
 それもというのです。
「お昼だしね」
「いい時間だね」
「それじゃあね」
「森に入って」
 そうしてというのです。
「皆で食べましょう」
「そういえばお弁当を食べるのって」 
 エリカがここで言いました。
「今回の旅ではじめてね」
「僕達は久し振りだよ」
 ジョージがエリカに言ってきました。
「お弁当を食べるのは」
「冒険の時に」
「いつもアン王女達一緒に来てくれている人達に出してもらっていたからね」
 お弁当をというのです。
「だからね」
「それはそれでいいけれどね」
「お弁当はね」
 それを食べることはというのです。
「なかったよ」
「そうだよね」
「そう、そしてね」
 それにというのでした。
「今のアン王女の提案はね」
「嬉しいのね」
「これはっていう感じだよ」
 まさにというのです。
「僕としてはね」
「うん、久し振りだしねお弁当」
「だったらね」
「是非食べたいわ」
「折角の機会だし」
 他の四人もジョージと同意でした、そしてです。
 皆同じ意見なのでそれで、です。赤いカドリングの森の中に入ってそうしてでした。そのうえでなのでした。
 お弁当の木を探しました、すると森の中にでした。
 そのお弁当の木がありました、その木の下に行ってでした。
 そしてその木からそれぞれお弁当を取ります、ジョージはチキンサンド弁当を手に取りましたが他の皆はといいますと。
 神宝は肉饅弁当、カルロスはステーキとパンのお弁当、ナターシャはピロシキと鱒のフライの弁当、恵梨香は幕の内弁当でした。
 臆病ライオンと腹ペコタイガーはとりあえず目に入ったものを何でもでそしてアンはハンバーガーでしたが。
 エリカはキャットフードでした、そのキャットフードを食べつつこう言いました。
「皆好きなお弁当を取ったわね」
「ええ、それでおかわりをしてもね」
「好きなものを取るのね」
「そうするわ」
 アンはハンバーガーを食べつつエリカに答えました。 
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