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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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10部 地球
3章 風都
  ナルシストハーフボイルド

 俺はアメリカからすぐに海鳴ではなく風都に来ていた。
なのはを連れて、子供たちはフェイトに任せて海鳴まで送ってもらった。
俺のわがままなんだけど
夜の海の堤防沿いをなのはと散歩したい
こっちに帰ってきたのは夜なんだけど、さすがに夜に鳴海探偵事務所に行くのはね
結局みんな折れてくれて、なのはとプライベート散歩デート

「綾ちゃんうれしそうだね」

「そりゃなのはと散歩デートだから」

「どうしたの?」

 俺が急に止まったからなのはが俺に聞いてきた。
俺は指をさしなのはに聞いた。

「あれ、何やってると思う」

「格好をつけて自撮りかなぁ・・・」

 少し距離はあるけれど、余裕で見える
俺は戦闘者だし、なのはは空戦魔導士目はお互い良いけれど、普通の人にも見えるぐらいだ
俺もなのはも知っている人が帽子に手をかけ自撮りをしている。
だからハーフボイルド何だと言いたい
ハーフボイルドにナルシストまで属性を増やしたのかあの探偵は・・・

「ねえ」

「観ちゃったけれど、黙ってあげるのも親切だと思うけれど」

「私もね、ジョー兄やテリー達があんな自撮りしても何も言わないよ
多分しないけれど、でもねおやっさんの後継者があんなナルシストやってたら許せない!」

 俺はなのはの手をゆっくりと引き堤防をぐるっと回る
反対なのが嫌になる。
流石に空を飛ぶっていうのは良くないし、歩いていくとするか
俺らが回っているとなんか狐に化かされたような顔をしてるナルシストが海の方を見て立ってたので、
俺はなのはの手を放し、飛び蹴り一閃くれてやった。
見事にその男性は前のめりで倒れやがった。

「いってぇ~、だれだよ」

「何をやってるのこのナルシストハーフボイルド!」

「あ・・・綾ちゃん」

「あ・・・綾ちゃんじゃないよ翔ちゃん」

「だからチャン付けはやめろって」

「は?ナルシストにはチャン付けでいいの」

「明日来る予定ではなかったのか」

「鳴海探偵事務所にはね、風都に今日来ないとは誰も言ってない」

 そうしたら翔ちゃんの棟ポケから電話のコールが

「おおっと、亜希子が怒りマークだ、依頼人が来るっていってたから帰りが遅いから怒ってやがる」

「ここで会ったから歩いて事務所に行くから先に事務所に戻って」

 なのはは翔ちゃんに頭を下げた。

「詳しい挨拶は後でな、綾ちゃんになのはちゃん」

 そういって翔ちゃんは自分のバイク『ハードボイルダー』に乗って事務所に向かった。

「兄弟みたいだよね綾ちゃんと翔太郎さんって」

「私がお姉ちゃんで翔ちゃんが弟」

「ん~身長からしたら反対に見えると思うよ、実際の年齢も翔太郎さんの方が上なんだし、
でもこんな夜更けになんの依頼なんだろうね」

「大方ネコ探しじゃない、組織も亡くなって小箱の事件も鳴りを潜めたって聞くし、大丈夫じゃないかな」

「ナルシストハーフボイルドだけど、この街は大丈夫だよ
私が出るまでもないからなのはは安心してね」

「大丈夫だとは思ってるよ、でも心配だけはさせてほしいな」

 なのはは俺の腕組してきた。
「それは俺も同意見、なのはの仕事は危ないんだからね」

「お互い様だね」

「だなぁ、歩いてたら依頼人と入れ違いぐらいになるでしょ。行こうか」

「うん」

 まさかまたこの街で魔法の小箱に冠する事件が始まるとは思ってもいなかった。 
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