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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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10部 地球
2章 サウスタウン
  その後

 テリーとの戦いでかなり稼がせてもらった。
大穴狙いの大博打並みの倍率良い戦いもできたし懐もぽかぽか良い感じだな
俺がリチャード特性のホットドッグを食べてると、ヴィヴィオがこちらんび歩いてきた。

「どうしたのヴィヴィオ?」

「いつも通りのお姉ちゃんだ」

「あんな戦闘モードでいつもいたら疲れちゃうでしょ」

「そうなんだけどね、一つ聞いても良いかな?」

「内容によるよ、答えれない内容もいっぱいあるし、
その中にはもしかしたらなのはにも言ってない話かもしれないから」

「そんな大それた内容じゃないよ・・・でも私にとっては大事な内容なの」

「ここでいいの?」

 みんな戦いの方に見入ってるから、実はいろいろな取引とか利用されている
だけどヤバ系の物品の現物取引はされてない
そんなことをしたらリチャードがしょっ引くからだ
話は規制できないが薬とかは出回ってない
そうじゃなかったらヴィヴィオ達を連れてこられない。
そんなわけで秘密のお話は結構できる。
俺はリチャードに合図を出し飲み物を頼んだ。

「なんにしろ、飲み物でも飲んで落ち着いたら」

「うん」

「めずらしいね、相談事はなのはやフェイトだと思ってたから」

「そうかな」

「うんそれで少し寂しいなっと思ってたけど、
頼れるお母さん二人だしね、私は基本お姉ちゃんポジションだし」

「でもでも、ないがしろにしてるわけじゃないよ」

「知ってる、だから先に相談に来てくれて私はとてもうれしいよ」

「あのね、多分私たちは疑問を感じたの?
なんであんな風に戦えるのって?」

「ん?さっきのテリーとの闘い?」

「うん、テリーさんが不調だったから取り戻せるためにやったんだよね
なら話でも分かってもらえたんじゃないの?
この世界には安全装置などないんだし
綾お姉ちゃんは大丈夫だと思ってるけれど、
あんな危険な戦いをしてまで戦わないとダメなのかなって?」

「俺達はさ、競技で戦うこともあるよ
実際テリーも格闘大会の全米チャンプであり、
多分KOF最多優勝者じゃなかったっけ?
でも根本はストリートなんだよ
戦うのが好きなんだ!
殺し合いがしたいわけじゃない
強い人と戦うのが好きなんだよね
戦って亡くなるのはさ
残念だけど、結果でしかない
だからこそ生き残った者はそれらを心に抱きしめて
戦い続けないといけないと思ってる。
こういう話、苦手だなぁ
エレさんとかジョー兄とかうまく話せると思うし
でも今回やったことはヴィヴィオもやったことだよ」

「私?」

「ヴィヴィオ、アインハルトにやったことはそれだよね」

「でも、でもあれは」

「うん、あの戦いの仕方は危険だったとヴィヴィオもわかってるよね」

「うん、ノーヴェが教えてくれたよ
あんな戦いをしてたら、中等部の間に故障して選手生命終了だって」

「わかってやったことだと思って話すけど、なんであんな戦いを?」

「今のアインハルトさん自身を見てほしくて・・・」

「攻めてるんじゃないんだ、私が・・・俺が今日やったのは・・・
この前のヴィヴィオと同じことなんだ!
ヴィヴィオが俺の強さを誇りに思って目指してくれるのはうれしいよ
テリーや恭也兄さんとヴィヴィオ達は根本的に違う
テリーはそこまでじゃないけどね
ヴィヴィオは競技選手だ
競技選手と闘士の戦いは似ているが根本が違う
だから私を目指すのはやめなさい
目指すのならアインハルトやエレミアがいる
あれらは俺も戦ってみたいと思ってるから
もちろんヴィヴィオともね
でも戦うのならクリステラ状態ね」

「今回の戦いが私とアインハルトさんの時と同じってわかったけれど、
つらくないの?」

「考えたことないな~
戦いだけじゃないしね
私にはなのはやヴィヴィオ、フェイトと言った家族がいるし
まぁフェイトは奥さんじゃないけどね
数は少ないかもしれないけれどはやてやありさ、すずかと言った親友たち
戦いを共有できるテリーやジョー兄みたいな仲間もいれば、
わたしを見守ってくれる栞母さんや士郎義父さん、桃子義母さん親たち
今も悪戦苦闘してるだろうシーラや喫茶翠屋ミッド支店のスタッフたち
亡くなったけれど、いつも見守ってくれてると信じてる隆行父さん、おやっさんがいる
そして志半ばでなくなった同胞や
私が殺してしまったやつら
これだけの思いが私に詰まっている
誇りこそあれ苦しいと思ったことはないよ
つらいとき苦しいときはなのはが私を護ってくれてる
日々成長する娘がここにいる
幸せだよ十分に」

「ありがと、そんなに思ってくれてヴィヴィオもうれしいよ
でももっと自分を甘やかしても良いと思う」

「十分自由にやってるよ、
戦ってる時は甘えられないからね
私が倒した人たちがこんな強い人にやられたんだといえるように
そして亡くなった人たちが、誇りに感じられるように
そして最強であり続けないといけない」

「それは大変な事じゃないの?」

「私はそれを受け取った拒否をすることもできたけれど、
私は受け取ったんだよヴィヴィオ
それは責務であり義務だ
私はそれを誇りに思うよ」

「でもこの世界の事じゃないんだよね」

「それでも人の思いや命は関係ないことだよ
話がそれたね
競技じゃない戦いは苦しいだけなんだよ
だって基本栄誉も何もない
私はそちらの人間でヴィヴィオたちは競技選手なんだ
もちろんルーフェンみたいに伝統を伝える人たちもいる
一部分はご一緒できるけれど、
根本的に基本私らはご一緒できない
競技選手で闘士でもあるジョー兄がおかしいだけでね」

 まじめな話をしていたら、テリーが俺の頭にのせてきた

「まじめな話をしてるね綾、ジョーが聞いたらびっくりして泣いちまうかも」

「違いないね、ケガは」

「思いっきりやってくれてよ」

「お互い様だよ、今もいたいんだからね」

「回復だったっけ?しないのか」

「必要ならするけれど、テリーと戦ったんだよ
もう少し感じていたいな」

「口説き文句か?」

「まさか、奥さんと目の前に子供がいるのに」

「結婚って?」

「テリー風来坊なんだもん、
連絡付けようとしても連絡届かなかったんだから
仕方ないからジョー兄とアンディにも招待状は出したんだけどね
二人とも欠席しちゃったし」

「別に無視をしてたわけじゃないんだ!
ジョーがな、友人なのは仕方ないけれど
荒事にはなるべく巻き込まないようにってな
綾は考えずに無茶をするしな」

「したっけ」

「お話は終わったの綾ちゃん?」

「あ~なのはテリーが乱入中」

「おっと俺のせいか?」

「えっとテリーさん綾お姉ちゃん、そんな昔から無茶をしてたんですか?」

「あぁ、色々あってな、俺を守るのに銃で撃たれたことあったな」

「あれは、気が付いたら、体が勝手に・・・」

 俺は何か寒い感じなようなものを感じたのでそちらを見ているとなのはからだったので、そちらに顔を振り向いた。

「なんで格闘大会で銃に打たれるの」

「なんでかな?・・・とっさに体が動いたんだから仕方ないでしょうが」

「まずかったか?」

「ちょっと、テリー達はいろいろあってね、決勝戦でテリーを狙う殺気を気づいたら勝手に盾になっただけだってば」

 嘘は言ってない嘘は

「その手の話、詳しくは話してくれないと思うけれど、無茶だけはやめてね」

「その点は似たもの同士だと思うけどな、ねえヴィヴィオ」

「そこで私に振るの、でもそのおかげで私となのはママ、綾お姉ちゃんときちんと家族になれたと思ってるよ」

「そういえばテリー、マリーさんとはどうなったの?」

「なんでマリーのこと知ってるんだ!」

「私がお願いしてるエージェントだから」

「はぁ?」

「厄介ごとの3割はお願いしてるよ
のみにいたっと気にテリー達の話になってね
色々聞いた。
どうなの?」

「マリーは飲み友達だ」

「ねえ、綾ちゃんマリーさんって?」

「コマンドサンボっていうある国の軍隊武術で日本古武術の達人でギースの師匠だった人のお孫さんだったか」

「綾良く知ってるな?」

「そりゃ仕事お願いするんだから調べるよ
調べてる時に連絡あってね、調べたいんなら正面から来てって
いうわけで正面から一緒に食事をとってお話させてもらったよ
気に入ったからお仕事まかしてるの」

「あれ、綾の事だったのか
収入はいいんだけど、厄介ごとが多いって愚痴ってたぞ」

「私はなのはやヴィヴィオ達が大切だから、出来る人には十二分の評価を払ってお願いしてるだけだよ」

「プロとしてそれ以上に評価してもらってるし、こちらのやりたいようにやらしてくれるから安心だから断れないって言ってたよ」

「本当にいい人に巡り合えたよ、今度会ったらありがとうって言っておいて」

「ああ」

「テリーの友人以上恋人未満の飲み仲間だね」

「おい、綾」

「たまには羽目を外しても良いじゃん。なのはマリーさんとは何もないからね」

「そっちの心配はしてないよ。綾ちゃんは裏切らないって知ってるもん」

「ありがとう」

「はぁ綾お姉ちゃん、なのはママ、私お邪魔みたいだからみんなのところに戻るね」

「んで、ヴィヴィオちゃんをどけた理由は?、なのはちゃんはいいのか?」

「奥さんだから聞きたいのなら居ても良いよ
格闘家のクローン技術を探ってる何か知らないか?」

「知ってはいるが、数年前に壊滅したはずだ」

 俺はここ最近の世界規模のKOFの事を聞いた
その裏でネスツが暗躍していた。
テリーも詳しく知らないらしい

「ありがとうおごるよ」

「なんか皮肉だな、俺が負けた賞金だろ」

「ならご馳走様」

「それもなぁ」

 そう言ってテリーも離れていった。

「ねえ綾ちゃん?」

「ん?」

「詳しくは聞いてないけれど」

「色々やってるけれど、今回は私のクローンが生み出されたから、
それを破壊したいと思ってね、それの情報集めだよ」

「それって次元世界の話だよね」

「それがね、無限図書でも情報がほとんどなかったの
これはユーノのお墨付き
もちろんクローン技術のみなら古代ベルガ以前からあった技術だけどね
草薙流」

「綾ちゃんが競技会で戦った選手だよね」

「その草薙流って日本の古武術なんだよね
もちろんスバルの先祖みたいに渡った説もあるけれど、
無限書庫に草薙流の記述があってもおかしくないのに無い
今こちらの知り合い筋に情報を集めてるわけ」

「危ないことは?」

「なのはやヴィヴィオ達に被害は行かないように・・・」

「違うよ、綾ちゃん自身の」

「ケースバイケースかな
でもなのはの綾ちゃんは絶対無敵で、
かならずどんな場所からでもなのはのところに戻ってくるから安心して」

「うん、あんまり無茶はしないでね
さっきの銃弾受けた話もビックリなんだから
あれ小学生の時の話だよね」

「まぁね」

 本当ににつぶれたのか
衛星武器やらサイボーグ、
肉体改造、クローン
科学力でははるかにミッドに後れを取っている地球にこんな科学技術が・・・
あまり頼りたくなかったけれど、やはり鳴海探偵事務所に行かないとダメだな
フィリップに手伝ってもらうしかないのか
あまり会いたくないんだよなぁ
僕に検索できない所がある
実にぞくぞくしてきたとか言ってきたし
覚悟を決めるか

 ステージではヴィヴィオがダッグのブレイクスパイラル
どう聞いてもお便所ベイビーにしか聞こえない
実際にはユー アン エンジェルベイビィって言ってるらしいが
眼を回してダウンしてやがる
もう自力ではヴィヴィオの方が上なんだけど、
高度な駆け引きとかはさすが百戦錬磨の餓狼たち
ダンス格闘なんて戦うことないしな
タイミング崩されてやがるの
俺は大いに笑ったら、なのはが肩に顔を倒してきた。

「どうしたのなのは?」

「やっぱり格闘技好きなんだよね
すごく楽しそう」

「だってあんなに無様に負けるヴィヴィオって珍しいし」

 こういう泥臭い戦いの方が好きなんだなぁ
競技会って戦闘がきれいすぎるし、番町みたいに泥臭い奴もいるけれど
あとあっちは女性主体だからかな華やかすぎるんだよね
さすがアインハルトはテリー以外に負けは無かったけれど
ヴィヴィオにしてもミウラにしてもところどころ甘いよな
むさ苦しい無敵の龍の弟子はミウラと仲良くWK・Oしてるし
お互い一撃必殺が好きだから仕方ないけれど
龍虎乱舞が見れたのは良かった
倒した瞬間に倒れるなんて思わなかったけど
それだけミウラの一撃が効いたんだろうけれど
見ているだけでも十分に楽しめる内容だった。

 子供たちも何か問えるものがあり俺は大満足
次の日には海鳴に帰った。 
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