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オズのエリカ

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第三幕その三

 まさにと言った兵士でした。
「あの時はね」
「元素が一つでもなくなったら駄目なのね」
「オズマ姫はお一人で一つの元素だよ」
「オズの国において」
「オズマ姫というね」
 そこまでのというのです。
「そして本当に元素が一つなくなってもね」
「オズの国は成り立たないから」
「世界の一部だから」
 だからこそというのです。
「僕達は属性が相反するものでもね」
「仲がいいのね」
「世界の一部で欠けたら駄目だから」
 そうしたものだからだというのです。
「仲がいいんだよ」
「成程ね」
「そのこともわかってくれるとね」
 まさにというのです。
「僕も嬉しいよ」
「成程ね、わかったわ」
 エリカは兵隊さんにこう答えました。
「そのことがね」
「そういうことでね」
「あとこの国は誰が国家元首なのかしら」
 今度はアンが兵隊さんに尋ねました。
「それで」
「この国はそれぞれの元素に一人ずつ首長さんがおられて」
「その人達がなの」
「一年ごとに順番で」
 それでというのです。
「国家元首、王様を勤めています」
「そうなのね」
「はい、王国ですが」
「王様は順番で代わるのね」
「そうした国です」
「そうした国もあるわね」
 アンもそうした国もあると兵隊さんに答えました。
「だからなのね」
「それぞれの元素は平等ですから」
 だからだというのです。
「順番でとなっています」
「わかったわ」
「あっ、そうした国外の世界にもあるね」
「うん、マレーシアとかね」
「アラブ首長国連邦でもそんな感じだね」
「王様がそれぞれ順番でって国あるわね」
「ええ、そうした国もあるわ」
 ジョージ達五人もここでこう言いました。
「一人の王様や大統領がいる国があれば」
「そうした順番の国もあって」
「オズの国にもあって」
「それがこの国なんだ」
「そうなんだね」
「ええ、まさにこの国ね」
 エリカもこう五人に応えました。
「順番で王様が交代する国ね」
「それぞれの元素の国だから」
「それでどの元素も欠けては駄目だから」
「どの元素も平等だし」
「それで王様は順番で回っていく」
「そういうことなのね」
「そういうことね、よくわかったわ」
 エリカは納得した顔で頷きました。
「そうしたことがね」
「そうだね、ただね」
 ここで一行が今歩いている市場を見て言ったジョージでした。
「売られているものが独特だね」
「火や水がそのまま売られているわね」
 エリカもそれを見て言います。
「それぞれが」
「そのままね」
 見ればそれぞれの元素で作った籠やお皿の上に元素が置かれています、それを見てそのうえで言うのでした。
「元素が売られているけれど」
「あれをどうするのかしら」
「食べたりするんだよ」
 兵隊さんはジョージ達にお顔を向けて答えました。 
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