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八条学園騒動記

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第四百八十一話 当然の結果と再生その二

「お風呂入りましょう」
「今からね」
「まずは身体を洗うのよ」
 ここでも長姉として言うメグだった、だがそのメグにしても死にそうな顔でパジャマはかなり乱れている。
「いいわね」
「それでよね」
「身体を奇麗にして」
 そうしてというのだ。
「それからね」
「湯舟に入って」
「そうしてね」
「お酒抜くのね」
「そう、汗かいてるから」 
「お酒飲んで」
「それも結構変な汗をね」
「あっ、お酒飲んだらね」
 エイミーは服を脱ぎつつメグに答えた、勿論メグも他の二人の姉達も脱衣室の中で服を脱いでいる。
「何かべったりとしたね」
「そうした汗かくでしょ」
「だからお酒飲んだ後は」
「そう、身体洗って奇麗にして」
「湯舟に入るのね」
「そうした方がいいの」
 何といってもというのだ。
「もっともお風呂に入る前にはね」
「まず身体を洗うことね」
「そう、奇麗にして」
 そしてというのだ。
「入る方がいいの」
「何といってもよね」
「身体が奇麗でお風呂に入る方が他の人の迷惑にならないから」
「それよね」
 ベスも長姉の言葉に応えた、もう四人共パジャマも下着も殆ど脱いでいる。
「だからまずは」
「そう、身体を洗って」
「それから入る方がいいわね」
「せめてかかり湯をしてね」
「かかり湯でも垢とかゴミは落ちるから」
 身体に付着しているそうしたものがだ。
「だからね」
「せめてそれ位はね」
「してからよね」
「入るべきよ。それじゃあね」
「今からよね」
「お風呂に入りましょう」
 こう話してだ、そしてだった。
 四人で風呂場に入った、確かにその風呂場は結構な広さで四人同時に入っても狭くなかった。その中で。
 四人はそれぞれ風呂場の椅子に座って身体を洗った、それからだった。
 シャワーを順番で使って奇麗にしてからお湯に入った、するとジョーが最初に言った。
「うっ、これは」
「どうしたの?ジョーお姉ちゃん」
「いや、いきなりきたわ」
「お酒抜ける感じしてるの」
「ええ、身体が熱くなって」 
 湯舟の中に入ってだ。
「それでね」
「お酒抜けてきてるのね」
「急にね」
 そうなっているというのだ。
「これはいい感じよ」
「そうなのね」
「ええ、これはいいわ」
「お湯の温度熱くしてるし」
 メグはそのお湯の温度について話した。
「四十二度ね」
「お湯の温度って一度で随分違うのよね」
「だから四十二度になると」
「相当な熱さよね」
「その熱さで入って」
 そしてというのだ。 
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