| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ロクでなし魔術講師とWの戦士

作者:西森
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

目指すはT/グレンの悪巧み

それはある日の出来事であった。

「学院長!お願いがあります!! 」

グレンがリック学院長に対して頭を下げていた。

「な…何だねグレン君!?給料の先払いなら規則でできぬと前に言ったはずじゃが!? 」

リック学院長は日頃から金欠なグレンが給料の先払いを頼みに来たと思っていた。

リック=ウォーケン

アルザーノ帝国魔術学院学院長を勤める初老の男性

常日頃から生徒、講師が起こすトラブルが悩みの種

「そんなことじゃありませんよ学院長!!俺に論文を書くための特別休暇を下さい!! 」

「ろ…論文を書くための特別休暇じゃと 」

魔術講師は定期的に魔術研究の成果をまとめた論文を提出しなければいけない決まりがある。

だがグレンは一度期限を過ぎても論文を出さなかったためクビになりかけたのだ。

「俺はもうあんな思いは二度としたくないんです!だからお願いします!もちろん俺の勝手なんで調査予算なんていりませんから! 」

あのグレンが休むというのに金がいらない!

その事に大きく驚いた学院長は

「グレン君、まさか君がそこまで考えとるだなんて!?儂は感動したよ。セリカ君が聞いたら喜ぶだろうよ 」

「そんな、セリカはいない方が好都合…じゃなくて、俺ってばもう立派な大人なんです!!だから是非ともお願いします! 」

土下座しながら頼むグレンに

「良かろう。特別休暇を認めようではないか 」

「あ…ありがとうございます学院長! 」

「頑張って論文を書くのだよ 」

「はい! 」

そしてグレンは学院長室を出た直後

「やったぁーっ!!ちょろいもんだぜ学院長はよ♪ 」

そんなことを言い出した。

すると

『グレン、休暇をくれた学院長に対してあんな嘘を言っちゃっていいのかい 』

ダブルドライバーを通じてフィリップがグレンに言うが

「何を言う!元はといえばお前が俺を儲けさせてくれねえからだろ!ったくセリカの奴め、余計なこと言いやがって 」

前回にて仮面ライダーWの正体がグレンであるとセリカに知られてしまい、同時にフィリップの存在もセリカにバレてしまった。

そしてセリカはグレンに

「グレン、今後そのフィリップとやらに金儲けをさせるの禁止な、させたら飯抜きだぞ 」

Wとしての活動を認めさせる条件としてそんなことを言われてしまったのだ。

だが、悪事に関しては必死で頭を働かせてグレンは考えた。

その結果、フィリップが力を貸すギャンブルとしての協力はダメでも、宝が眠る場所を教えるくらいならば大丈夫という無理矢理的なことに至ったのだ。

「あとは俺が宝を探している間の授業をどうするかだったが、学院長から休暇をもらったわけだし、これで堂々と宝探しができるぜ♪ 」

悪事に関しては何でもしまくるロクでなしな男

グレン=レーダス

「セリカもちょうど出掛けてるから好都合だぜ! 」

『グレン、君って人は… 』

呆れすぎてものが言えないフィリップ

だがこの時、グレン達は気づいていなかった。

「あ…あのロクでなしめ…!! 」

「お…落ち着いてシスティ!? 」

「?。システィーナ、何で怒ってる? 」

すぐ近くにシスティーナ、ルミア、リィエルがいたことを

「先生が真面目な顔して学院長室に向かったと聞いたから来てみればあんな企みがあっただなんて!! 」

「システィったら先生が辞表出すかもって心配だったもんね 」

「べ…別にあいつが辞表出そうが私には関係ないし!! 」

素直になれないシスティーナ

「とにかく!!あいつの企みを知った以上、好きにはさせないわ!!このまま学院長に真実を話すのもいいけど、もっと別な目に遭わせてやるんだから 」

「何をする気なのシスティ? 」

「ルミア、リィエル、ちょっと耳を貸して 」

そしてシスティーナ達はとある作戦を実行に移した。

それから数日が経過し

「フフフッ!今日はいい天気だな、まるで俺がお宝を見つけるのを祝福してくれるかのようだぜ 」

『はいはい 』

もはや呆れすぎてものが言えないフィリップ

「それじゃあ運転手さん、大人一枚で 」

グレンは鉄道に乗ろうとするが

「大人一枚?後ろの学生達の分はいいのかい? 」

運転手がそんなことを言ってきたため

「は?学生達?何を言って… 」

グレンが後ろを見てみると

「私達を忘れないで下さいよ先生 」

「あはは… 」

「もぐもぐ 」

そこにはシスティーナ、ルミア、そして苺タルトを食べているリィエルがいた。

ここまではいつも通りなのだが

「ったく先生ったら俺達を置いてかないでくれよな 」

「ちょっとカッシュ 」

「何でわたくしまで行かなければなりませんの! 」

「まぁまぁウェンディ 」

「あ…あの先生 」

「先生の目的はともかく、僕は仕方なく連れてこられただけですからね 」

さらにカッシュ、セシル、ウェンディ、テレサ、リン、ギィブルという

以前遺跡調査した際のメンバーが揃っていた。

「お…お前ら、何で!? 」

驚くグレンに対し

「何でってそれはグレン先生が論文書くために調査しに行くと聞いたからみんなで協力しようってことになったんです 」

システィーナはそうグレンに言うと

「言っておきますが帰れと言うなら先生の悪巧みを学院長に報告させてもらいます。まさか先生が宝探しするためだけに学院長を騙して休暇をいただくなんてしないでしょうけどね 」

し…白猫め!?

全てを知っていながら脅してやがるな!?

そう思ってしまうグレン

だがもし生徒達を帰してしまえば悪事が学院長にバレてしまい、減給、最悪の場合だとクビするありえてしまうため

「わかったよ。ついてきな 」

「そうこなくっちゃ♪ 」

そう言うしか道はないのであった。

しかも生徒達の鉄道代もグレンが支払うことになってしまい

「くそっ!!これでまたシロッテ生活かよ!!絶対お宝見つけてやるからな!! 」

シロッテ生活を避けるためにも気合いを入れ直すグレンであった。

だがこの時、グレンはおろかフィリップですら気づいていなかった。

いまグレン達が向かおうとしている場所に

「ケケケッ!! 」

ドーパントがいるということを… 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧