| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

オズのトロット

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第九幕その十

「ああした人達になったの」
「突然お会いしても」
「陽気に迎えてくれてね」
「楽しく一緒に遊べる人達になったんですね」
「そうなの」
「凄いですね、何か」
 こうも言ったカルロスでした。
「オズの国もどんどん変わっていってますね」
「そうでしょ、技術もだしね」
「人の心もですね」
「変わっていってるのよ」 
 そうだとです、トロットも言います。
「全てがね、こうしてね」
「形態もですね」
「今はあるしね」
 その携帯を出して言うトロットでした。
「こうしてね」
「そうですよね、オズの国でもトロットさんが来られた時は」
「なかったしね」
「潜水艦も飛行機もなかったよ」
 キャプテンが言ってきました。
「わし等はハイランドとローランドに行く時は潜水艦に乗ったけれどね」
「あの潜水艦もね」
「なかったよ」
「そうだったわね」
 こうお話したトロットでした。
「私達が最初に来た時は」
「潜水艦はなかったし」
「飛行機だってね」
「なかったよ」
「それが出て来てね」
「ラジオやテレビも出て来て」
 そうしたものもです。
「今じゃ携帯もスマホもね」
「あるからね」
「本当に変わったよ」
「全くよ」
 キャプテンに笑顔でお話しました。
「オズの国もね」
「そうよね、そして人の心もね」
「ノームの人達もね」
「変わったから」
 だからというのです。
「オズの国はね」
「本当に変わっていっているわ」
「いつもね、ただ変わらないものもあるのよね」
「そう、何でも買わっていっている訳でもないね」
「私達も変わってないし」
 トロット達はです。
「少し成長したけれど」
「それは自分で思ったからね」
 それで少し成長して大きくなっているのです。
「私達は」
「オズマもドロシーもベッツィもね」
「そうなってるけれど」
「それ以外は変わっていないし」
「わし等もね」
「オズの国に来たままで」
「変わってないわ」
 そうだというのです。
「そうよね」
「本当にね」
「そういえば」 
 カルロスも二人のお話を聞いて言います。
「グリンダさんも魔法使いさんも」
「いいものを持ったままよね」
「どんどん凄い魔法を身に着けられていきながらも」
「それでもね」
「お心は変わってないですね」
「いいものはそのままでね」
「変わっていないですね」
 この人達もというのです。
「そうですね」
「そうでしょ、いいものは残っていく」
「変わるものは変わっていって」
「それがオズの国なのよ、これもね」
 さらにお話するトロットでした。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧