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『遺り続ける傷』

作者:零那
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『泪』



悲しくて悲しくて
泪流してたのは
純粋だった頃

暫くして
悲しむことが
哀れだと気付いた
愚かな母の元に
来てしまった

そんな後悔は
未だに続いてくよ
僕はピエロじゃ
無いから笑わない

ピエロだって本当は
数えきれない泪
流してきたんだよ

目の前の現実
目指してた夢
その違いに
落ち込みながら

それでも
泪流しながら
生きるしかない

心は閉ざして
閉めた鍵は棄て
逃げ場は無い

無いものねだり
親は選べない
情緒不安定
泪止まらない


 
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