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アイドルマスターシンデレラガールズ プロデューサーはジード

作者:末武克之
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第1話 失うのは半分 A

 
前書き
人生初のアイドルマスターの小説です!
 

 
貴方は貴方の体を抜けてこの物語を読み始めるでしょう。


1人の女子高生がカバンを持って走っていた。

彼女の名は島村卯月。

卯月は走りながら所属している346プロダクションに向けて走っていた。



ーーー346プロダクションーーー


「皆おようございます!」

卯月はそう挨拶をした。

「おはよう!うっちー」

彼女は本田未央だった。

「おはよう、未央ちゃん」

卯月はそう未央に挨拶をした。

「あれ?二人早いね」

そう言って入って来たのはクールそうな女の子名は渋谷凛だった。

「おはよう、凛ちゃん」

卯月はそう言った。

「まだプロデューサー来てないの?」

凛は辺りを見て言った。

「そう言えば居ませんね?」

卯月はそう言って辺りを見た。

「遅刻かな?」

凛は片手に何か紙袋に包んだ物を持っていた。

「おはよう!」

そう言って入って来たのはプロデューサーの朝倉リクだった。

「あっ!プロデューサーさんおはようございます」

卯月はそうリクに挨拶をした。

「おはよう、皆早いね」

リクは片手にショルダーバッグを持ちながら言った。

「そういえばプロデューサー」

凛は片手に持っていた何かをリクに渡した。

「何これ?」

リクは凛に聞いた。

「今日プロデューサーの誕生日でしょ?」

凛はそう照れながらリクに言った。

「あっ!そうだった!」

リクは完全に忘れていた顔をしていた。

「おはよう!Pくん!」

後ろからリクに抱きついたのは城ヶ崎莉嘉だった。

「おはよう莉嘉ちゃん」

リクはそう言って莉嘉をおんぶして言った。

「こら!莉嘉!プロデューサーを困らせないの!」

そう言ったのは莉嘉の姉の城ヶ崎美嘉だった。

「えー!いいじゃん!Pくんは私が抱き付いても問題ないよね?」

莉嘉はそうリクに聞いた。

「いや、知り合いにこういう事してくる人が居るから平気だよ」

リクはそう笑顔で美嘉に言った。

「なら、構わないけど」

リクはアイドルの少女達と話をしながらいつもと変わらずに仕事をしていた。

「プロデューサー何か落としましたよ?」

卯月はそう言ってリクが落とした物を拾った。

それは手のひらに入る大きさのカプセルだった。

「あっ!ごめん!それ大事な物なんだ」

そう言ってリクは卯月からカプセルを受け取った。

「それにしても最近怪獣が出現しないから暇だねー」

未央はそう言ってTVを見ていた。

「この間までジードとゼロが怪獣とベリアルを倒してたんだよね」

莉嘉はそう言ってニュースを見た。

そこにはジードが姿を見せなくなって半年と書かれていた。

「今頃ウルトラマンジード何してるのかな」

未央はそう言って空を見ていた。

「きっと世界の平和のために頑張ってるんじゃないかな」

卯月はそう言って空を見た。

「さぁ!仕事しようか」

リクはそう言ってアイドル達に指示した。


ーーー夕方ーーー


リクは卯月と凛と一緒に帰宅していた。

「プロデューサーさんは買い物ですか?」

卯月はリクに聞いた。

「うん、今日は鶏肉が特売らしいから買いに行かないと!」

そう言ってリクは走り出した。

凛と卯月はそれをじっと見て二人はそれぞれ自分の場所に帰ろうとした。

「あれ?」

卯月は何かに目が止まった。

それはリクの持ち物のカプセルだった。

卯月はそれを手に取りカプセルに何かが描かれていた。

それは全ての始まりの巨人ウルトラマンだった。

「ウルトラマン?」

卯月はそう言ってリクを追いかけた。


ーーースーパー・カズノミーーー


リクは鶏肉とカレールーを買い帰宅しようとしていた。

「いやー、今日は安く買えたな~!」

そう言ってリクは歩きながら言った。

「ペガ、付いてきてるか?」

リクはそう誰かに言った。

「うん!それにしても今日はカレーなんて珍しいね」

そう影から顔を出したのは放浪宇宙人の子供のペカッサ星人のペガだった。

「ベリアルが消えて半年の時間が流れたな」

リクはそう言って空を見た。

自分がかつてこの地球を滅ぼそうとした男ウルトラマンベリアルの息子だと。

だが彼はそのベリアルの名前から逃げずに立ち向かう道を選んだ。

「プロデューサーさん!」

後ろから誰かがリクの名前を言った。

「あれ?卯月どうしたの?」

リクはそう卯月に聞いた。

ペガはバレないようにリクの影に隠れた。

「あの、これまた落としましたよ」

卯月はそう言ってリクにウルトラマンのカプセルを返した。

「ああ、ありがと」

そう言ってリクはウルトラマンのカプセルを持って歩き始めた。

「あの、プロデューサーさん」

卯月はリクを呼び止めた。

「ん?なに?」

リクは卯月の方を振り向いた。

「あの、プロデューサーさんは・・・」

ズウゥウウウウウウウウウウウウウウウン!!

いきなり地響きが起こりリクは何があったのか辺りを見た。

そこには巨大な怪獣が地面をゆっくりと歩きながら口からミサイルを放っていた。


「怪獣!」

卯月はそう言って怯えていた。

「卯月早くここから逃げて!」

リクはそう言って片手に何かを持って走り出した。

「プロデューサーさん!」

卯月はリクの背中を追いかけた。


ーーー裏路地ーーー


リクはジードライザーを持ってカプセルを二つカートリッジにセットしようとした。

「ゆっ・・・ぐっ!」

ドッサ!

リクは何者かに攻撃を喰らい地面に倒れた。

「な・に者・だ?」

リクは薄れ行く意識の中フードを被った人物の背後にどす黒い闇が見えた。

リクにトドメを刺そうとしたフードの人物は片手に銃を持ちリクを殺そうとした。

だが。

「プロデューサーさん!」

卯月はリクの名前を呼んでフードの人物にゴミ袋や石などを投げた。

「!!!!!!!」

フードの人物はその場から煙の様に姿を消した。



ーーー?ーーー


リクは夢を見ていた。

「ここは?」

リクは辺りを見た。

するとそこには10人のウルトラマンがリクの前に立っていた。

「あなた達は?」

リクは10人のウルトラマンに聞いた。

「俺達はお前と同じウルトラマンだ!」

一人のウルトラマンがそう言った。

「貴方はこの星で地球人の力が必要になります!それからベリアル以上の驚異が近づいています!気を付けてください!」

そう言ってウルトラマンは光になり姿を消した。



ーーー?ーーー


リクは目を覚ますと自分の家。

星雲荘に帰宅していた。

「あれ?」

リクは起き上がり辺りを見た。

「あっ!プロデューサーさん目が覚めましたか?」

そう言ったのはエプロン姿の卯月だった。

「どうして卯月が星雲荘に居るの?」

リクはそう卯月に聞いた。

「えっと、全て聞きました!ペガさんとレムさんから」

そう卯月は報告管理システムのレムから色々な事を聞いた事を言った。

「そっか、バレちゃったか」

リクはそう言って卯月を見た。

「あの、プロデューサーさんはウルトラマンなんですよね、それから地球人じゃないんですよね」

卯月はそうリクに聞いた。

「うん。」

リクは頷き気にしていない顔をしていた。

「あの、プロデューサーさん・・・怪獣の事なんですけど」

卯月はそうリクに話始めた。

「怪獣!!!!!!!そうだ怪獣はどうなったの?」

リクは卯月に怪獣の事を聞いた。

「途中から姿を消して今どうなったのかわからないんです」

そう卯月はリクに言った。

「レム、怪獣のデータ解る?」

リクはそうレムに聞いた。

「あれは怪獣ではなくミサイル超獣ベロクロンです」

そうレムはベロクロンの説明をした。

「べろくろん?」

卯月は頭を傾げて言った。

「ベロクロンは身体中からミサイルを放ち戦う超獣です。いわゆる歩く弾薬庫です」

レムはそうリクと卯月に言った。

「そうなんですか」

卯月はそう納得した。

「とりあえず今の僕にできるのは晩ごはんを食べる事だね」

リクはそう言ってカレーを食べ始めた。


ーーー次の日ーーー


リクはショルダーバッグを背負って走っていた。

「うわまずい!遅刻だ!」

リクはそう言って走っていた。


ーーー346プロダクションーーー


リクは346プロダクションに到着した。

「おはよう皆」

リクはそうアイドル達に挨拶をした。

「Pくんおはよう」

莉嘉はそうリクに抱き付いて言った。

「昨日怪獣が出現したのにジード出なかったね」

そう未央はTVを見ながら言った。

「ベリアルを倒して半年以上の時が流れたからジードもこの星から離れたんかもしれへんな~」

そう言ったのは和服を着た少女小早川紗枝だった。

「プロデューサー?どうしたの?」

凛はリクの顔を見て聞いた。

「また、怪獣が出たらジードは現れるかな?」

リクはそう言って片手を拳にした。

「現れるよ!ジードは正義のヒーローだからね」

莉嘉はそう言ってリクに抱き付いて言った。

「そうだね」

リクはそう言って外を見た。

「おはよう」

また二人のアイドルが入ってきた。

両耳にヘッドフォンをしているのは多田李衣菜と佐々木千枝の二人だった。

「プロデューサー?どうしたの?いつもみたいにバカな顔してないけど?」

李衣菜はリクにそう聞いた。

「いや、何でもない」

そう言ってリクはアイドル達の仕事を探しに向かった。


 
 

 
後書き
失うのは半分Bに続きます! 
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